この記事ではベンチプレスで使う可能性のある13種類のアイテムについてまとめて紹介しています。私も実際に半分以上は使って試しているので気になるものがあれば レビュー記事も合わせてチェックしてみてください。
その他の種目で使う道具やギアについては別記事でも紹介していますので興味があればご覧ください。
ベンチプレスのサポーター/ギア
ベンチプレスは筋トレで最も人気な種目と言っても過言ではありません。本記事ではそんなベンチプレスのサポーターやギアをまとめて紹介します。
以下のようなジャンル分けをして紹介していきます。
体の保護目的
手首、肩など特定の部位を保護するもの
競技力向上
安全にベンチプレスをしたり、フォームを改善したりするのに役立つもの
ベンチプレスで体の保護に効果があるサポーター/ギア
保護目的で使われるものには以下の5種類があります。
ギアはあくまでも安定感向上のためのものです。痛みがある方は根本的な解決ができるように原因をチェックしてみてください。痛みがひどい場合は無理せずに整形外科の受診も検討してください。
リストラップ (手首の保護)
手首の保護に効果のあるリストラップです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 手首の保護 |
対象 | 初心者~上級者 |
ベンチプレスで最も主流なトレーニングギアであり、ジムでも多くの人が付けているのを目にします。リストラップについては別記事にて詳しく紹介していますので興味があれば読んでみてください。
エルボースリーブ (肘の保護)
肘の保護に効果のあるエルボースリーブです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 肘の保護 |
対象 | 中級者~上級者 |
ジムでもときどき使っている人を目にします。高重量を扱っている人に多いですね。肘関節の安定感が増すのでフォームが安定していない初心者でも十分にメリットがあります。
スリングショット (肩の保護)
肩の保護や重さ慣れに効果的なスリングショットです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 肩の保護 重さ慣れ |
対象 | 上級者 |
ジムでは滅多に見かけませんが、Twitter等では使っている人を見ます。ベンチプレスの軌道やフォームを矯正する役割があります。また、反発力があるため、MAX +10%程度までの重量を扱うことができ、重さに慣れるのにも使えます。信田さんがときどき使っています。
Youtube
イメージを掴みたい人は以下の動画もおすすめです。
パッド (胸の保護)
バーベルの取り付けるパッドです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 胸の保護 |
対象 | 初心者 |
バーベルに挟むパッドです。スクワットなどでよく使われます。胸の保護のために使用される場合や、少し高い位置から切り返す際の目安として使われます。その形から”ちくわ”と呼ばれることもあります。
マウスピース (歯の保護)
食いしばりから歯を保護するマウスピースです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 歯の保護 パフォーマンスUP |
対象 | 初心者 |
嚙み合わせを向上させることで、姿勢の改善やパフォーマンスアップにもつながると言われています。興味のある方は以下のレビュー記事を読んでみてください。
ベンチプレスで競技力向上の効果があるサポーター/ギア
競技力向上に使われるものには以下があります。
トレーニングベルト
主に腹圧を高めるのに使うトレーニングベルトです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 腹圧UP →胸圧UPの手助け |
対象 | 中級者~上級者 |
ベルトによって腹圧が高められ、体幹の安定やパフォーマンス向上につながります。ベンチプレスの観点では胸腔内圧の向上が重量UPにつながります。
滑り止め (手)
競技としてBIG3をやっている人が良く使っている液体チョークです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 滑り止め |
対象 | 上級者 |
滑り止めのための液体チョークです。パワーリフティングの大会などではよく使用されています。ジムで使う場合は、利用規約に従ってください。
滑り止め(背中)
ベンチプレス専用シャツ
A7のベンチプレス専用ウェア です。背中が滑りにくくなるのでベンチプレスがやりやすくなる他にも、スクワットでバーが滑りにくいというメリットもあります。
滑り止めシート
本来の用途ではありませんが、滑り止めシートです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 滑り止め |
対象 | 中級者~上級者 |
ベンチプレスで脚の力(レッグドライブ)が使えるようになってきた人が背中が滑らないようにするものです。使用感や選び方などは別記事で紹介しています。
【参考】
トリアイナノテヌグイも同様の効果があります。
ストレッチポール
筋肉をほぐす働きのあるストレッチポールです。私は細かい突起のあるストレッチポールを持っていますが場所によっては少し痛いのでトリガーポイントをおすすめします。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 柔軟性の獲得 コンディショニング |
対象 | 初心者~上級者 |
背中のアーチを作るのにも使われます。ハーフカットのものをベンチ台に置いて、そのままベンチプレスを行う場合もあります。別記事でベンチプレスのブリッジの高さについて紹介しています。
Youtube
BURSTLIMITのKE-TAさんの動画も参考にしてみてください。
a-wear
指に付けて握り方を改善するa-wearです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | グリップ改善 |
対象 | 初心者~上級者 |
ボディビルダーの鈴木雅さんや相澤隼人さん、キックボクサーの那須川天心さんが使っているようです。
ファットグリップ
バーにつけて持ち手を太くするFAT GRIPZです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | グリップ改善 胸筋へ効かせる |
対象 | 初心者~上級者 |
本来は腕を太くするためのギアなのですが、ベンチプレスに使うことで大胸筋に効果的に刺激を入れることができます。解説記事を書いていますので、興味があれば読んでみてください。
トレーニングバンド
トレーニングバンドをベンチプレスに応用するという方法もあります。
ジムで見かける度 | |
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役割 | 負荷の向上 安定感の向上 |
対象 | 上級者 |
フリーウエイトの特性とバンドの特性を合わせることでトレーニング負荷が上がり、トップでもしっかりとバーを保持する必要があるため降ろしの精度向上のトレーニングにもなります。
鈴木祐輔さんによる解説
ラックスペーサー
ハンマーストレングス製のパワーラックに使えるラックスペーサーです。
ジムで見かける度 | |
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役割 | ラックとりやすい 無駄な負担を軽減 |
対象 | 初心者~上級者 |
エニタイムフィットネスでよく見かけるハンマーストレングス製のパワーラックはかなり爪が深いので有名です。ラックアップの際にかなり負担がかかり、ブリッジも崩れやすいのでスペーサーの使用がおすすめです。
まとめ
ベンチプレスに使われることのあるサポーターやギアをまとめて紹介しました。
体の保護目的
- リストラップ
- エルボースリーブ
- スリングショット
- パッド
- マウスピース
競技力向上
- トレーニングベルト
- 滑り止め
- ストレッチポール
- a-wear
- FAT GRIPZ
- トレーニングバンド
- ラックスペーサー
上手に扱うことで怪我の防止やトレーニングの質の向上が期待できます。身に付ける動作がルーティーンとなって集中も高まるかもしれません。ベンチプレスを楽しんでいきましょう!