この記事で紹介するアイテム
「 角質とりスクラッチ 」

期待できる効果
手のひらの凹凸を減らすことでバーとの密着感が高まる
【参考】
パワーリフターのハリーさんがTwitterで紹介されていました。
懸垂などの筋トレで手のひらにできるマメ/タコの取り方

厳密にはマメじゃなくてタコのケアを紹介するよ!
【補足】
マメは水ぶくれで、タコは角質が硬くなったものです
角質とりスクラッチの外観
手のひらや指にできたタコをケアして元に戻すには角質とりスクラッチを使います。角質とりスクラッチは棒状の道具でサイズはAirPods Proよりも少し大きいくらいです。

角質とりスクラッチには以下の2つの特徴があります。
- 筒状のため、削った角質が内部にたまる
- 先が少しだけ刃になっている


角質とりスクラッチの使い方
角質とりスクラッチの使用手順をまとめました。
手を10~15分の間、ぬるま湯等に浸けます

皮膚に対してスクラッチを垂直に当てて削ります

付属の棒を使って筒の中にたまったカスを取り出します

角質とりスクラッチの効果
変化を確認するために右手のみに使用して比較してみました。少し黄色っぽいタコの部分が薄くなり、触ったときのデコボコ感が減りました。

ポイントは以下の2点です。
- 表面が削れて凹凸が減った
- 削っても硬い皮膚は残っている
削ったあとに懸垂をやってみると、凹凸が減った分、グリップ感はよくなりました。また、硬い皮膚は残っているので、普段より痛みを感じるということもありませんでした。
おさらい
- 使い方はふやかして削るだけ!
- グリップ感はよくなるが、痛みが増すことはない
筋トレのマメ/タコをケアする道具の取り扱い
器具の取り扱いについてポイントをまとめておきます。
どんな場所に使える?
主には以下の3か所です。
- 硬くなった手の角質
- 硬くなったかかとの角質
- 硬くなった足先の角質
やってはいけないことは?
主に以下の3点に注意してください。
- 斜めに当てて削ってはいけない
- ぐるぐる回して削ってはいけない
- 擦り傷や切り傷がある場合は使用しない
どのくらいの頻度で使う?
週に1回くらいを目安としてください。初めて使う場合は一度に削り切るのではなく2, 3回に分けて削るようにしましょう。
器具の手入れの仕方は?
以下の2パターンの洗浄方法があります。詳細が気になる方は使用説明書を確認してみてください。
- 煮沸消毒:お湯に入れて2分
- アルコール消毒:アルコールに入れて10分
タップで拡大できます👇
手のひらのマメ/タコの懸垂やデッドリフトへの影響
メリット
- 一度、角質が硬くなるとマメができにくくなる
- 痛みを感じにくくなる
デメリット
- グリップのポイントが変わる
- グリップの密着感が減る
タコがあることのメリット
一度タコができて皮膚が硬くなると、マメができにくくなり痛みも感じにくくなります。高負荷のトレーニングをするうえでは必須とも言えるかもしれません。
タコがあることのデメリット
デメリットはグリップのポイントが変わったり、隙間が空きやすくなったりすることです。

もともとマメやタコは強く圧力がかかって皮膚が詰まる場所にできます。この場所が硬くなり出っ張ることで、手の中で隙間が空いてしまう部分が増えてしまいます。

理想的にはできるだけ均一に力がかかるほうが好ましいため、突出している部分があるのはよくないと言えるよいでしょう。パワーリフティング界のレジェンドもおすすめしていました。
スクラッチについては10:20~
筋トレで手にできるマメ/タコの他の対策方法
スクラッチで削る以外にも以下のような方法もあります。
- パワーグリップやリストストラップを使う
- 保湿する/専用パッチを貼る
パワーグリップやリストストラップを使う
筋トレ経験が浅く、パワーグリップやリストストラップなどを使っていない方向けです。トレーニングギアを使うと握力の補助をしてくれるのでマメ/タコが緩和されます。選び方については以下の記事を参考にしてください。
パワーグリップやリストストラップは大会では使えないので、将来的に競技として頑張りたい方は素手の練習もしっかりやりましょう。
保湿する/専用パッチを貼る
患部に塗るタイプや貼るタイプなどがあります。ただし、筋トレを継続的にやっている方は完全に取り除きたいわけではないと思いますので、自分で調整がしやすいスクラッチのほうが向いていると思います。
まとめ
筋トレを続けるうえで避けては通れないタコのケア方法を紹介しました。
おさらい
- スクラッチで削り落とすのがおすすめ!
- 凹凸が減ってグリップ感がよくなる
- もし使っていないのであればトレーニングギアもおすすめ
- 患部に塗るタイプや貼るタイプもある
体のケアもしっかりやりながら、ガンガン鍛えていきましょう!

\その他の道具もチェック!/