背中トレで手が痛いときはどの道具を使えばいいの?
背中のトレーニングで使えるギアは種類が多いですよね。そこで「なにか握力を補助する道具が欲しいけど、どれを買うか迷っている」 という人向けに選び方のポイントをまとめてみました!
記事の要点
- デッドリフトはリストストラップ
- オールラウンドに使えるのはパワーグリップ
- 初心者は8の字ストラップも!
- デッドリフト 210kg
- リストストラップを持っている
- パワーグリップも持っている
- エイトストラップも持っている
デッドリフトや懸垂で手のひらや指が痛いときの道具の使い分け
道具の使い分け表
表でまとめると以下のようになります。高いパワーグリップを持っていると、多くの種目が網羅できます。
デッドリフト(軽め) | ||||
---|---|---|---|---|
デッドリフト(重め) | ||||
懸垂 | ||||
ベントオーバーロー(軽め) | ||||
ベントオーバーロー(重め) | ||||
ラットプルダウン (軽め) | ||||
ラットプルダウン (重め) |
道具を買うおすすめの順番
初心者~中級者
初心者はまずそこそこの値段のパワーグリップを買いましょう。リストストラップはかなり安いのでデッドリフト用に1つ持っておくのもおすすめです。
(普通)
- パワーグリップ(普通):3000円
- リストストラップ:1000円
- 合計:3000~4000円
上級者
重量が伸びてきてからパワーグリップのランクを上げるのがおすすめです。パワーグリップは強度/耐久性に伴って価格がけっこう変わるのであとから買い換えるほうがお得です。
(高い)
- パワーグリップ(高い):7000円~
- リストストラップ:2000円
- 合計:9000円~12000円
番外編
エイトストラップは非常にセットアップが楽なので、ルーマニアンデッドリフトやベントオーバーローなどデッドリフトよりは少し軽めの重量を扱うときに重宝します。追加でお金をかけてでも楽をしたいときはおすすすめです。
- エイトストラップ:2000円
それぞれの選び方
それぞれ使い方や選び方については個別に詳しく紹介しています。興味があるものは以下のリンクより確認してください。
\ おすすめのパワーグリップ /
ALL OUT
(最初の1つなら)
VERSA GRIPPS
(買い替えなら)
デッドリフトや懸垂で手のひらや指が痛いときに使う道具の違い
道具の共通点と違い
パワーグリップ/リストストラップ/8の字ストラップには共通点と違いがあります。区別できる点をもとに使い分けを考えていきます。
共通点
- 握力を補助する
- 手の平や指の痛みを緩和する
区別できる点
- 装着のしやすさ
- 手首の負担
ギアによって手首の痛さが違う
手首の負担を減らせるギアほど装着が面倒くさいと思ってください。8の字ストラップなど装着が簡単なものは負荷を手首で受ける形になりやすいです。結果的に高重量になるほど負担が大きくなります。
装着し やすさ | 手首の 負担 | |
---|---|---|
リスト ストラップ | しにくい | 小さい |
パワー グリップ | 普通 | 普通 |
8の字 ストラップ | しやすい | 大きい |
一方で、リストストラップは装着に手間がかかる分、手首への負担は小さいです。高重量を扱う場合に使いましょう。パワーグリップは中間のような性質です。
おさらい
- リストストラップは装着しにくいが手首の負担は小さい
- 8の字ストラップは装着しやすい代わりに手首の負担が大きい
- パワーグリップは中間くらいの特徴
デッドリフトや懸垂で手のひらや指が痛いときに使う道具まとめ
手が痛いときに使う道具の特徴まとめ
デッドリフト用のギアとして特徴をまとめてみました。他種目というのはデッドリフト以外の種目という意味です。
ストラップ | パワーグリップ | 8の字 | |
---|---|---|---|
画像 | |||
グリップ感 | とてもよい | 普通 | 普通 |
手軽さ | イマイチ | よい | とてもよい |
耐久性 | とてもよい | よい | よい |
他種目 | イマイチ | とてもよい | よい |
メリット
- グリップ感がよく、耐久性にも優れる
デメリット
- バーベル種目以外で使うのは少し面倒
メリット
- オールラウンドに使いやすい
デメリット
- 本格的に使うのであればやや高価
メリット
- 最も装着が簡単
デメリット
- 手首の負担が大きいので軽い重量向き
道具ごとの種目の選び方
それぞれどのような人に向いているのかをまとめましたので参考にしてください。
- デッドリフトの高重量で困っている
- とにかく安いもので試したい
- 素手に近い感覚でやりたい
おすすめ:RDX
- とにかく楽さを重視したい
- 軽い重量しか扱わない
おすすめ:AZRIV
このような考え方のもとで 種目ごとの早見表 を作成しました。
パワーグリップを付けても手のひらや手首が痛いときの対策方法
ラットプルダウンや懸垂などの種目でパワーグリップを付けても手首や手のひらが痛い場合の改善方法についても紹介しておきます。
パワーグリップを付けても手首が痛い
パワーグリップを付けても手首が痛い場合は、手首が引っ張られているような状況になっています。これは手のグリップ力が弱い分を手首が補っている状態です。
この状態を和らげるためにはできるだけ、パワーグリップを高めに付けましょう。こうすることで使えるベロの長さが増すのでグリップ力を高めることができます。結果的に、手首が引っ張られにくくなるので痛みを減らすことができます。
パワーグリップを付けても手のひらが痛い
パワーグリップを付けても手のひらが痛い場合は、ベロがない部分が金属に接触して圧迫されていることが原因です。バーを握りやすくするためのギザギザ (ローレット加工)が大きい場合に起こりやすいです。
この場合はプル系の種目であっても手のひら側にベロが来るようにパワーグリップを使いましょう。手のひらが直接、圧迫されなくなるので痛みが軽減します。
まとめ
背中トレで使うトレーニングギアの使い分けを紹介しました。
おさらい
- デッドリフトはリストストラップ
- オールラウンドに使えるのはパワーグリップ
- 初心者は8の字ストラップも!
背中はギアのありなしで1番差が出る部位だと思います。手の豆などもかなり改善するので試してみてください!痛みが減ると背中トレが楽しくなります!
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