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- パワーベルト(レザー)
- 1ピンベルト
- 2ピンベルト
- レバーアクションベルト
- 一般的なトレーニングベルト
- レザーベルト
- ナイロンベルト
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普通のベルトを選びたい人
この記事ではトレーニング初心者向けにベルトの選び方を幅広く紹介しています。以下のような順番で紹介していますので気になるポイントから読み進めてください。
—記事の流れ—
- BIG3 Total 525kg
- スクワット 180kg
- デッドリフト 210kg
- まずはナイロンベルトを購入
- レバーアクションベルトに移行
トレーニングベルトとパワーベルトの違い
トレーニングベルトのなかでも競技向けのものはパワーベルトあるいはパワーリフティングベルトと呼ばれます。競技ルールに則って作られており、通常のベルトに比べると分厚い10mmや13mmのものが多いです。また、全周にわたって幅が10cmで均一になっているのも特徴です。
- 幅が10cmで均一である
- 厚さが均一で10mm以上ある
【補足】
力が出るのでパワーベルトと呼ばれていることもあります。
ベルトの幅が10cmで均一
パワーベルトは10cmで均一な幅をしています。競技ルールで幅は10cmまでと決まっているので上限いっぱいを狙って設計されているためです。付けやすさや動きやすさよりもサポート力が重視されています。
厚さが均一で10mm以上
パワーベルトは厚さが均一で10~13mmです。競技ルールで厚さは13mmまで、かつ背当て部などにクッションが入っているものは使用不可と決まっているためです。
上の画像は厚さが13mmのSBD製のパワーベルトです。Amazonなどのネットショッピングで気軽に購入できるベルトやフィットネスジムなどで貸出されているベルトは5mm程度のものが多いです。
この記事では主に一般的なトレーニングベルトについて深掘りしています。革製のベルトの違いは以下の記事でさらに詳しく分類しています。
トレーニングベルトは革とナイロンのどっちを選ぶ?
次にトレーニングベルトの素材の種類について紹介します。大きく2つに分けることができます。ベルトの細かい仕様差はトレーニングベルトのデータベースにまとめています。
- ナイロンベルト
- レザーベルト
【参考】
ナイロンベルトのイメージを掴みたい方は実際のレビューも読んでみてください。
ベルトの素材ごとの特徴を比較
トレーニングベルトは素材ごとに以下のような特徴があります。耐久性に関してはどちらにしても価格次第です。
ナイロン ベルト | レザー ベルト | |
---|---|---|
持ち運び | 折り畳み可 | かさばる |
サイズ感 | 自由に調整 | ピンで調整 |
サポート | やや弱い | 強い |
耐久性 | 価格による | 価格による |
【参考】
本記事では主に性能面でベルトを比較していますが、色にもこだわりたい方は以下の記事を読んでみてください。
ベルトのコンパクトさの違い
ナイロンベルトは3つ折りにしてコンパクトに収納することもできます。一方でレザーベルトは折りたたむというよりは丸める形になるのでかさばってしまいます。
レザーベルトを持ち運ぶことを検討している方で大きめの鞄を持っていない方はベルト持ち運び専用のリュックもありますので、事前にチェックしてみてください。
ベルトのサイズ調整の違い
レザーベルトは日常で使うベルトのようにピンを穴に通して使うのが一般的です。そのため、ピンの穴の間隔によってサイズが決まります。一方でナイロンベルトはマジックテープで止める構造になっているため、自由にサイズ調整することができます。
マジックテープのベルトの付け方については以下で解説しています。
ベルトのサポート力の違い
普段はやりませんが、持っているナイロンベルトを雑巾のようにねじってみました。ナイロンベルトは軽くてコンパクトですが、体をサポートする力としては少しレザーに劣ります。
ベルトの耐久性は価格次第
安いレザーベルトはよく使う穴付近から徐々に痛んで切れてします。私はデッドリフト中に安いレザーベルトがはじけ飛んでかなりヒヤリとしたことがあります。一方でナイロンベルトはマジックテープの縫い目が取れてダメになることが多いです。
前に使っていた8000円くらいのSchiekのベルトは、ナイロンベルトの中では高いほうなので4年間使った今でも全く壊れる気配がありません。あくまでも耐久性は素材に寄らず価格次第です。
おさらい
- ナイロンは折り畳めてコンパクト
- ナイロンは自由にサイズ調整可能
- サポート力が強いのはレザー
- 耐久性はどちらも価格次第
\ 入門用におすすめのベルト /
(革/ナイロン共通)ベルトを選ぶ際によく比較したいポイント
ここまで素材の違いについて説明してきましたが、ナイロン/レザーに共通して実際に購入するときは以下の2点に注目したいところです。
- ベルトの重さ
- ベルトの幅
ベルトの重さの違い
ベルトの重さは厚さや金具の大きさによってかなり差があります。以下に参考例を示します。
ナイロンとレザーの違い
ナイロンベルト13種類、レザーベルト13種類の質量の平均をそれぞれ計算してみました。選ぶベルトの種類によっても変わってきますが、500mlのペットボトル1本以上の差がありました。
ナイロン ベルト | レザー ベルト | |
---|---|---|
質量の平均 | 310g | 880g |
同一素材の中での違い
同一素材同士で比較しても最軽量のベルトと最重量のベルトでは質量に3~4倍もの差がありました。
最軽量 | 最重量 | |
---|---|---|
ナイロン | 180g | 460g |
レザー | 300g | 1390g |
例として king2ring の 180gのベルト(左) と GORILLA SQUAD の 460gのベルト(右) を並べてみました。GORILLA SQUADのベルトはほぼ全周が2重の構造になっていてかなり頑丈そうに見えます。耐久性を予想する1つの指標でもあると言えます。
【補足】
あくまでも私が調べた26種類のベルトの中での比較で最軽量/最重量を決めています。
ベルトの幅の違い
ベルトの幅は以下のようなことを考えながら適切なサイズを選ぶ必要があります。
- 骨格
- 腰のサポート具合
- 圧迫具合の好み
\幅16cmのワイドベルト/
私が調べたなかでは背当ての高さはGORILLA SQUADの17cmのベルトが最大でした。最も多いのは10cm前後のものです。特に腰に不安がある人はワイドのものを選んでみるのもよいでしょう。
最大 | 17cm |
最小 | 9.5cm |
おさらい
- 基本的に軽いのはナイロンベルト
- ただし同一素材でも3倍くらいの差があることも
- ベルトの幅は10cm前後が最も多い
- 腰のサポートを重視したい人向けに幅広のものもある
\ 入門用におすすめのベルト /
トレーニングベルト/パワーベルトのサイズの選び方
実際に買いたいベルトが決まったら次にサイズを選ぶ必要があります。
- ウエストで選ぶ
- サイズには幅がある
サイズはウエストで選ぶ
トレーニングベルトのサイズはウエストで選びます。基本的にどのメーカーも60cm ~ 100cm の範囲をカバーするようにサイズが作られています。55cm以下、あるいは110cm以上の場合は対応しているメーカーがかなり絞られてきます。
例えば競技者向けブランドであるSBDの場合はXS~5XLまで9種類の豊富なサイズラインナップがあります。120kg超級では体重が180kgくらいの方もいるので最大150cmまでカバーしています。
XS | 57.5~70.0cm |
5XL | 117.5~150.0cm |
ベルトの適応サイズには幅がある
ベルトの適応長さにはサイズごとに20~30cmの幅があります。以下はAZLIVのベルトの適応サイズ例です。基本的には自分のウエストが適応サイズの中間に来るように選ぶのが無難です。
サイズ | 適応長さ | 中間 |
---|---|---|
S | 53~80cm | 66.5cm |
M | 63~90cm | 76.5cm |
L | 73~100cm | 86.5cm |
例1:ウエストが75cmの場合
中間の値が最も76.5cmに近いのでMを選びましょう。もし5cmウエストが増えてしまうとSサイズは使えなくなる可能性があります。
例2:ウエストが71.5cmの場合
SサイズとMサイズのちょうど中間くらいの場合はSサイズのほうがおすすめです。ベルトを巻いた後の余長が短いほうが扱いやすいためです。トレーニング中に体がベルトの当たることも少なくなります。
おさらい
- ベルトのサイズはウエストの大きさで選ぶ
- サイズごとに20~30cmの範囲がある
- 対応範囲の中間で選ぶのが無難
- 迷ったら小さめのほうがトレーニングはしやすい
まとめ
トレーニングベルトを選ぶときに考えるべき要素をまとめて紹介しました!なんとなく知識はついたと思いますのでお気に入りのベルトを探してみてください。
- ナイロン:コンパクトで軽い
- レザー:サポート力が強い
- 重さは200g~1.4kgくらい
- 幅は7.5cm~17cmくらい
- ウエストに合わせてサイズを選ぶ
- 適応範囲の真ん中に来るように選ぶのが無難
自分専用のベルトを買うとジムでのトレーニングがさらに楽しくなります!使い込んでどんどん自分だけの味を出していきましょう!
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