AZLIVはトレーニング関連グッズをリーズナブルな価格で販売している会社です。私もお気に入りのブランドであり、以下の3つの商品を日頃のトレーニングで愛用しています。
そんなAZLIVからリストラップが発売されたということで手持ちの他社製品たちと比べながら、レビューしていきたいと思います。
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AZLIVのリストラップの評価まとめ
- 安価なリストラップから買い換えたい人
- ある程度はトレーニング経験があり、1つ目のリストラップとして買いたい人
- 手が小さい女性
- 最初のリストラップで価格を抑えたい人
- かなりの高重量を扱う人
筆者のコメント
初心者~中上級者まで幅広く扱いやすいリストラップです!
適度な伸びと固定力でかなり使いやすく、細部のデザインまでこだわりが感じられるリストラップです。ただし、3,000円以下で買えるリストラップも多いので目移りしてしまう人もいるかもしれません。
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AZLIVのリストラップの外観と商品サイズ
リストラップの外観
AZLIVのリストラップは箱に入った状態で届きました。手持ちのAZLIV製品たちと大きさを比較するとエルボースリーブよりやや小さいくらいでした。iPhoneの箱のようなサイズ感ですね。
ふたを開けると「冗談じゃない すぐトレーニングだ」と書かれた紙がありました。作っている人がなかなかのトレーニング好きだというのが分かります。この紙の裏面はリストラップの使用方法の解説になっていたので後ほど再登場します。
だれが言ったセリフ?
プロフィジーク選手のジェレミー(jeremy_buendia)が言ったセリフです。大会で優勝して世界一になったので満足しているか?という問いに対して「優勝したのは誇らしいが、満足はしていない。何もせずにただ喜びに浸る?冗談じゃない、すぐトレーニングだ」と答えました。
紙を取ると大きなロゴ付きのリストラップが入っていました。名前だけでなくエンブレムまで入っているのはなかなか珍しいですね。
広げると斜めにラインが入ったデザインになっていました。リストラップはロゴが長方形で、長さ方向に真っすぐラインが入っていることが多いのでひと目でAZLIVだと分かるような個性的なデザインになっています。
商品サイズを見ていきましょう!
以降は、私の手持ちのリストラップ3種類で比較しながら紹介していきます。単体で紹介するよりも特徴が分かりやすいかと思います。
リストラップの長さと幅
リストラップの長さと幅をAZLIV / SBD / Schiek の3種類で比較しました。幅については商品仕様と実寸に差があったので両方の値を記載しています。
AZLIV | SBD | Schiek | |
---|---|---|---|
幅(規格値) | 80mm | 80mm | 76mm |
幅(実寸) | 82mm | 77mm | 72mm |
長さ (規格値/実寸) | 570mm | 600mm | 610mm |
【補足】
AZLIVの担当者に問い合わせたところ、「側面の張り出し部分まで含めると約82mmになる」と回答いだたきました。測定している寸法が異なるようです。
リストラップの幅
リストラップの幅は AZLIV > SBD > Schiek の順に太いという結果になりました。 Schiekについては規格値自体が3インチ(7.62cm)なのでやや細めになっています。
【参考】
ベンチプレスの公式ルールブックではリストラップは幅8㎝、長さ1m以内のものと決まっています。そのため競技者向けブランドであるSBDに関しては製造バラつきも含めて8cmを超えないようにあえて少し細めにしているのではないかと想像します。
大会に出ない人は関係ありません
リストラップの長さ
リストラップの長さについてはAZLIV < SBD < Schiek の順に長いという結果になりました。多少の差はあれど、よくある60cm前後のリストラップで大きな差はありません。
ここまでのまとめ
やや幅が太いのが特徴です!
- 箱に入っている
- 固定的なデザイン
- 幅が少し広め (重要)
- 長さは57cm
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—AZLIVのリストラップのベルクロ/ループの仕様
ベルクロの仕様
ベルクロは少し光沢があるタイプのものが使われています。少し硬めなので指に引っ掛かりやすく、剥がしやすいです。ベルクロの使用感はよいと思いました。
ベルクロは、Schiekなどと同じく先端がオスで、本体に刺繍付けされているのがメスです。オスは指で触ったときにチクチクするほうで、メスは使用とともに徐々に毛羽立っていくほうです。
SBDと比較すると、オス/メスの配置は逆になっています。このSBDのリストラップは既に1年以上は使っているので先端がかなりへたってしまっています。買った当初と比べると端からだんだんと付きにくくなってきました。
どちらの配置がいいのかについてはAZLIVの経年劣化を見ながら判断していくことになるので現状は何とも言えません。ただ、Schiekよりも硬いベルクロが使われていそうなので、その分、同じ使用感が継続するのではないかと期待しています。
地味ですが、大きなポイントかもしれません!
ループの構造
ループは短めで幅広のタイプが採用されています。Schiekのような長めで細いタイプのループだと巻くときに伸びすぎるので短めタイプのほうが個人的には使いやすいと思います。ループは同じく短めタイプを採用しているSBDよりも柔らかいので慣れていない人でも扱いやすいですね。
SBDのループは硬いので馴染むまで少し大変でした
ループを小指に引っ掛けて巻くのを推奨
使用方法の説明に「ループを小指に引っ掛けます」と書いているのがかなり珍しいと思いました。また、以下のような注意書きもありました。
親指に引っ掛けて巻くとループの縫い目によって手首に痛みが生じる可能性があるので推奨しません
AZLIV リストラップ 使用方法より
動画でチェックする
リストラップを使うプレス系の種目では少し手首を寝かせるのが一般的です。その際に手の甲と縫い目の部分が接触して痛みが出る場合があるので、ループが手の平側に来るように小指に引っ掛けることを推奨しているようです。
- 親指に通す
→ 縫い目が手の甲に来る - 小指に通す
→ 縫い目が手のひらに来る
また、ループが太く短いタイプでは指を引っ張る力も強いです。そのため、引っ張られることで親指に負荷がかかりますし、取り外しの際にループが痛みやすくなります。実際、私のSBDリストラップのループはボロボロになっています。
途中で巻き方を変えました
ループを手のひら側にしたい人はAZLIV推奨の小指に引っ掛ける巻き方を、ループが手の甲側に来ても気にならない人は親指と人差し指で挟む巻き方をするのが良さそうです。
左右の区別は外巻き用
リストラップは基本的にはループの向きが異なるので左右区別のある道具です。AZLIVではL/Rを区別する刺繍が目立つように施されているのが珍しいです。
ただし、このLとRは外巻きをする場合に対応しています。私は内巻きで使っているので左右を逆転させて使っています。
なお、内巻きと外巻きの違いなどについては以下の記事で解説しています。主な違いは手のひら側と手の甲側で巻き数に差が出ることや手首の捻りの意識付けなどです。
ここまでのまとめ
ベルクロ/ループともに使いやすいです!
- ベルクロは硬めで剥がしやすい
- 先端がオスなのでへたりにくい
- 短く太めのループを採用
- 左右識別の刺繍あり
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—AZLIVのリストラップの硬さや使い心地
リストラップの硬さ
AZLIVのリストラップはSchiekよりも硬く、SBDよりも柔らかいです。ただし、AZLIVとSBD フレキシブルとの差はそれなりの大きいように感じました。
※全てを新品状態で同時に比較はできていないので実態からは少しズレている可能性があります。あくまでも筆者の主観と記憶で評価しています。
体重が70kgの男性のベンチプレス重量でカバー範囲のイメージを作成してみました。トレーニングの習慣ができてきてこれからどんどんベンチプレスを強くしていきたいような人にはかなりちょうどいい硬さのような気がします。
リストラップの使い心地
実際にベンチプレスやローバースクワットなどでAZLIVのリストラップを使ってみましたが、以下の2点が特徴的でした。
- 初回から手に馴染む
- 高重量には少し不安
初回から手に馴染む
SBDのリストラップはかなり硬めなので手に馴染んでくるまでに1か月くらいはかかりましたが、AZLIVのリストラップは初回からよく手に馴染んで使いやすかったです。
1つ目のリストラップとしても使えそうです
高重量には少し不安
AZLIVのリストラップでベンチプレス120kgを持ってみましたが、やはりSBDのリストラップと比べると安定感に劣ります。少し余裕がある重量なので不安はなかったですが、自分が初めて120kgを挙げたときのクオリティーだと手首にはもう少し負担がかかってしまうかもしれません。
競技者向けのリストラップとは差が大きいです
※今後は高重量ベンチプレスではSBDを使用し、低重量/高repのベンチプレスや補助種目ではAZLIVを使おうと思います。
高めに巻きたい人におすすめ
AZLIVのリストラップは手に馴染みやすく幅が少し太めなので手首を中心に手のひらに被せ気味で巻きたい人におすすめだと感じました。
逆に言うと、手首を上端に合わせて低めに巻きたい女性などは少し幅が広すぎると感じてしまうかもしれません。その場合は幅が細いSchiekのほうが使いやすい可能性はあります。
自分はやや高めに巻きたい人なので良かったです!
AZLIVのリストラップの価格と購入方法
リストラップの価格
今回、紹介しているリストラップの価格は以下の通りです。個人的にはループの仕様差や硬さの違いを考慮すると少し高くてもSchiekよりもAZLIVを買ってもいいかなと思いますが、いまいち差が伝わりにくいようにも感じます。
AZLIV | ¥3,600 |
Schiek | ¥3,080 |
SBD フレキシブル | ¥5,970 |
AZLIVの改善ポイント
クオリティーは問題なく、初心者~中級者に使いやすい完成度の高いものになっていると思うので、問題は価格だけです。以下はリストラップとしての機能には影響しない部分なので、もしこれらの方策で価格が下がるのであれば、そっちのほうが嬉しい消費者もいるかもしれません。
- 箱の廃止
- ロゴの簡易化
- 左右識別の廃止
ただ、外観紹介でお見せしたように、かなりインパクトはありますので、トレーニーへのプレゼントには最適かもしれません。リストラップはサイズ選びに失敗しないのもポイントですね。
私もトレーニングを始めた友人の誕生日に
リストラップをプレゼントしたことがあります。
SBDは2代目以降がおすすめ
ベンチプレスの重量が100kgを超えてからの買い替えには間違いなくSBDリストラップがおすすめです。ただし、値上げによって購入のハードルは上がってしまったので、初めて買う方はAZLIVやSchiekなど他のリストラップから試すとよいでしょう。
SBD フレキシブル(購入) | ¥4,720 |
SBD フレキシブル(現在) | ¥5,970 |
現在は2023年9月
リストラップの購入先
AZLIVのリストラップは公式オンラインストアの他、各ショッピングサイトから購入できます。AZLIVの商品はどこで買っても価格が変わらず、公式ストア含めて送料が全国一律無料なので自由に購入先を選べるのが特徴です。
- AZLIV公式オンラインストア
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
—購入はこちら
—ここまでのまとめ
ちょうどいい伸びと硬さです!
- 多くの人にちょうどいい硬さ
- 高めに巻きたい人におすすめ
- 値段はやや高め
- 価格はどこで買っても同じ
まとめ
AZLIVのリストラップを手持ちの他製品と比較しながらレビューしました。
- 少し派手なデザイン
- やや幅が広め
- 硬めで使いやすいベルクロ
- 短めで使いやすいループ
- 素材はやや硬め
- 価格はやや高め
重量が伸びてきた中級者にぴったりです!
—購入はこちら
—私にとって4つ目のAZLIV製品でしたが、やはり期待を裏切りませんでした。今後はSBDのリストラップと種目によって使い分けながら愛用させてもらいたいと思います。よいアイテムを使ってトレーニングを楽しんでいきましょう!
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