【必需品】エニタイムのパワーラックでベンチプレスがやりにくいならこれ！

エニタイムフィットネスではハンマーストレングス製のパワーラックをよく見かけます。ベンチプレスのときに、「ラックアップがきつい」と思いませんか？そんなあなたにピッタリの商品を見つけてきました。

エニタイムにあるパワーラックはベンチプレスがやりにくい？

エニタイムフィットネスでよく見かけるハンマーストレングスのラックについての声を集めてみました。

実際の声/評判

競技向けのラックは？

競技用として使われているラックは基本的にコの字型になっているものが多いです。パワーラックとして販売されているものでもV字はもっと小さい物が多いですね。

(順に ELEIKO, ROUGE, BULL)

実際に起きること

ラックのV字が大きいと以下のようなことが起こります。

• 力の入りにくい角度でラックアップ
• ラックの高さ分の挙上が必要

力の入りにくい角度でラックアップ

ラックの爪が大きければ大きいほど、ベンチプレスを行うポジションからラックをとるポジションが遠くなります。遠ければ遠いほど出せる力は小さくなりますので、「ラックが重い」と感じるようになります。

ラックの高さ分の挙上が必要

ラックの溝が深ければ深いほど、肘を曲げて伸ばす必要があります。軽いうちは問題ないですが、MAX挑戦のときなどは既に1/4回分を挙げたような状態からスタートすることになりますので、かなり不利と言えます。

【補足】
理想的な高さよりもラックが少し高めになっている人は、ラックをとるときに肩が前に出てしまいせっかく組んだフォームが崩れてしまうこともあります。肩や肘を痛める原因になります。

ハンマーストレングスのパワーラックで使えるVJスペーサー

上述のように少し扱いにくいラックの爪を改善するアイテムがあります。VJスペーサーと呼ばれるものです。

VJスペーサーの外観

VJスペーサーはV字の爪にフィットするように三角柱のような形をしています。エンジニアリングプラスチック製なので見た目以上に軽いですね。

スペーサーを設置した様子

実際に設置してみると以下のような感じです。ポイントは以下の2点です。

• ラックアップの高さが約1/3になる
• より胸に近いところからラックオフできる

スペーサー設置後の軌道

スペーサーを置くことでラックオフ時の移動はかなり楽になりました。肘をほとんど伸ばしたまま肩の動きだけでラックがとれるので体力も消耗しません。

ベンチプレスで使えるVJパワーラックスペーサーの改善点

個人的に感じたスペーサーの問題点は以下です。これを少し改善してみました。

※最新版は2°傾斜が付いて滑りにくくなったようです。それでも使いにくい人は試してみてください。

スペーサーの潤滑性が良すぎる

スペーサーの商品紹介ページには以下のような記述があります。これはもちろん素晴らしいことです。

エレイコ等競技用ラックであるローラータイプのフック並に左右の位置調整が軽く動かせます！

Amazon販売ページより

ただ、この潤滑性のせいで、バーは少し触れるだけでくるっと1回転してしまいます。フォームを組もうとしてバーを持つとス―っとスペーサーの上を滑ってしまいます。

スペーサーの改善方法

そこで左右の位置調整のしやすさは犠牲にして前後の位置調整ができるようにしてみます。使うのは100均で売っているオーバルタイプのシリコンゴムです。

これを等間隔でスペーサーの上に貼っていきます。３段分貼ってみましたが、2段でも十分かもしれません。

これがあると山を1つ超えるごとに止まるので4段階でラックのポジションを調整できます。左右には滑りにくくなるのであらかじめ調整しておくのがよいです。

【補足】
ちょっと雑にシャフトを戻すと落下することもありました。もう少しクリアランスを詰めた設計にするか、ラックと接する側に滑り止めのゴムなどが付いているとなお良いと思います。

まとめ

ハンマーストレングス製のラックを取りやすくするスペーサーを紹介しました。

ラックがとりやすくなるのは間違いないので、ラックアップで困っている人はぜひ購入してみてください！それだけでベンチプレスのMAX更新もしやすくなるかもしれません！