
エイトストラップってどうなの?

少し使う人を選ぶと思います
この記事では AZLIVのエイトストラップ を使ってみた感想をお伝えします。もしエイトストラップ/リストストラップ/パワーグリップの中でどれを購入するか迷っている場合は以下の記事も参考にしてみてください。
エイトストラップ(8の字ストラップ)の使い方
まずはエイトストラップのイメージを掴んでもらうために使い方から紹介します。
エイトストラップとは
エイトストラップとは見た目の通り、あらかじめ数字の8の形になったストラップです。素材は通常のリストストラップに比べると少し厚手なのが特徴です。

輪っかに2回手を通して使う
エイトストラップは以下のような手順で使います。非常に簡単でセッティングの時間は10秒かからないレベルです。



少し内側に握りこむようにするとよいです。

【参考】
動画でも使い方をチェックしたい方は以下をご覧ください。
エイトストラップ(8の字ストラップ)のサイズ感
続いてエイトストラップのサイズ選びについて紹介します。
エイトストラップは調整できない
エイトストラップがリストストラップと大きく違う点はサイズの調整ができないことです。あらかじめ輪っかの大きさが決まっているので自分にあったサイズを選ぶ必要があります。


手の大きさに合わせて選ぶ
サイズ選びは手首に周囲をもとに行います。輪っかに手首を通したあとにどれくらい余裕があるかという考え方です。


公式が用意しているサイズチャート通りに選んでください。しっかりバーベルが握れるほうがよいので迷ったら小さいサイズを選ぶとよいと思います。

サイズ | 手首周り |
---|---|
S | 15.0-15.9cm |
M | 16.0-16.9cm |
L | 17.0-17.9cm |
XL | 18.0-18.9cm |
エイトストラップ(8の字ストラップ)を使うおすすめの種目
エイトストラップがおすすすめな種目は以下の通りです。
- デッドリフト
- ベントオーバーロー
- 懸垂
- ラットプルダウン
デッドリフト/ベントオーバーロー
デッドリフトやベントオーバーローは体に対して下側で構えます。エイトストラップは自然に垂れ下がる方向になるのでスムーズにセッティングができます。

懸垂やラットプルダウンはやや不向き
懸垂やラットプルダウンは体に対して上側でグリップすることになります。エイトストラップは垂れ下がってしまうので、装着には少し工夫が必要です。

エイトストラップ(8の字ストラップ)の使い方の注意
最後にエイトストラップの使う際の注意点について説明します。
手首への負荷が大きい
エイトストラップはセッティングが非常に楽です。ただ、それはバーに巻き付けないためです。そのためバーをグリップするホールド力自体は高めることができないという難点があります。


結果的にリストストラップやパワーグリップに比べて、手の甲や手首に強い負荷がかかり、場合によっては痛みを感じることがあります。最も手首に痕が残りやすいと感じています。
向いているのは初心者と上級者
エイトストラップが向いているのは初心者と上級者です。
- 初心者:荷重そのものが小さい
- 上級者:素手でバーをグリップできている
参考情報ですが、パワーリフターの栗原弘隆さんはデッドリフトの際にエイトストラップを使っています。競技としてデッドリフトをやっているので素手でも280kgが持てる前提です。
【補足】
素手でやると簡単にグリップアウトしてしまうような重量をエイトストラップでやると持てない分の荷重が全て手首を圧迫することになりますので、注意してください。
補助的な使い方もおすすめ
私は以下のように重量が少し減る種目にはエイトストラップを使っています。デッドリフトのメインセットから重量が下がるので手首への負担よりも装着の手軽さのメリットが勝ると感じています。
デッドリフト | リストストラップ |
ルーマニアン デッドリフト | エイトストラップ |
ポーズ デッドリフト | エイトストラップ |
ベントオーバーロー | エイトストラップ |
まとめ
AZLIVのエイトストラップ を紹介しました。
おさらい
- セッティングが簡単
- 手首の太さに合わせてサイズを選ぶ必要あり
- 下向きに持つ種目がおすすめ
- ホールド力はあまり補助できない
- 場合によっては手首が痛くなることがある
使う道具が1つだけなのであればパワーグリップを買ったほうがよいと思いますが、使い分けをするのであれば非常に便利な道具です!ぜひ使ってみてください!

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