デッドリフト専用シューズであるノートリアスリフトについて紹介します。競技者のなかではかなり人気のある靴であり、ボディビルダーの芳賀セブンさんがおすすめの靴5選のうちの1つとして紹介されたことでも話題になりました。
個人的にはかなり気に入っており、競技レベルに関係なくおすすめできる商品です。薄くてコンパクトなので持ち運びにも便利です。
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デッドリフト専用シューズ「ノートリアスリフト」とは?
まずはノートリアスリフトという靴の概要について紹介します。
ノートリアスリフトとは?
ノートリアスリフトは2018年にアメリカで設立された会社で主にデッドリフト専用シューズを販売しています。日本でもパワーリフターの間ではかなり普及しています。
\ナロースタンス専用/
スタンスによって異なるデザイン
ノートリアスリフトはデッドリフトのスタンスによって異なるコンセプトで作られているのが特徴です。
- NOTORIOUS LIFTERS
(ナロースタンス用) - SUMO SOLE
(ワイドスタンス用)
ワイドデッドリフトでは地面に対して斜め方向に力を加えるので、横方向のホールド力を持つ靴が求められます。そのためワイドスタンス専用の「SUMO SOLE」ではサイドウォールが高めに設計されています。
国内外で多くの選手が履いている
国内で行われているパワーリフティングの大会でも多くの選手がノートリアスリフトを着用しています。それだけでなく世界選手権などで活躍し、世界記録を持っているような選手でも愛用者は多いです。
\愛用する有名リフター/
男子120kg超級世界記録保持者
76kg級世界記録保持者
デッドリフトシューズのノートリアスリフトのサイズ感や横幅
次にノートリアスリフトのサイズ感について紹介します。
普段通りのサイズでOK
ノートリアスリフトのサイズは普段履きのものと同じサイズで大丈夫です。また、MBC POWERのサイズ換算表を参考に選ぶとぴったりでした。私の場合は42を中敷きを入れたまま履いています。
日本の靴サイズが下記換算表の中間の場合(例:27cm)、中敷きを使用する場合は大きい方のサイズ(サイズ42)、使用しない場合は小さい方のサイズ(サイズ41)がオススメです。
MBC POWER商品ページより
かなり幅広のデザイン
もともと履いていた ワークマンの作業靴 と比較してみました。靴底の厚さはそこまで変わりませんが、4E設計の作業靴と比べても指先の幅が広いですね。
- 一般的に靴の幅にはE~5Eまであり、5Eが最も幅が広い
最新版はさらに横幅が広い
ノートリアスリフトの最新モデルであるSUMO SOLE GEN3ではさらに横幅が広くなっているのが見た目からも明らかです。指先や足裏の力が使いやすいのでスクワットでも使っている方をSNSでよく見かけます。私も次回は試してみようと思っています。
デッドリフトシューズのノートリアスリフトのレビュー
ノートリアスリフトを実際に履いてみると以下のようなことに気が付きました。
- 足裏の力を実感しやすい
- 足のホールド力に優れている
- 締め付けがあるのに窮屈じゃない
足裏の力を実感しやすい
ノートリアスリフトを履いてまず最初に感じたのは「地面からの圧」です。いままで以上に足裏の部位ごとに圧が感じられるようになりました。いままで履いてきた靴のなかでダントツに母指球/小指球/かかとの圧力を意識しやすいです。
足のホールド力に優れている
ただ足裏の圧が感じやすいだけでなく、足の甲まわりのホールド力に優れているのも実感できました。厚手の靴下のような伸縮性のある素材と2つのストラップのおかげです。
- SUMO Gen 2.5はストラップが1つです
締め付けがあるのに窮屈じゃない
少し経ってから実感したのは「ホールドされているのに窮屈じゃない」ということです。素足感覚に相反する性能とも思われるホールド力を加えることでノートリアスリフトは成り立っています。
ホールド力がないのでサイズを詰めるしかない
⇒指が動かせなくなり、素足感覚が失われる
前に履いていたワークマンの作業靴では靴が足からズレてしまうので1cm小さい26cmにしていました。結果的には指先が詰まってしまい素足感覚は失われていました。
ノートリアスリフトは足の甲まわりがホールドされているおかげで指がかなり自由に動きます。指を上げると足の形がうっすらとわかるほどです。薄さとホールド力の両立こそがノートリアスリフトが人気な理由だと感じました。
デッドリフトシューズのノートリアスリフトの買い方
国内はMBC POWERから
ノートリアスリフトの購入先には日本唯一の正規販売店であるMBC POWERさんがあります。MBC POWERはパワーリフティングの大会のスポンサーを務めていたり、最高峰のELEIKO製品を積極的に輸入するなど、かなり熱意を持って活動されています。
楽天市場でも購入可(アマゾンは不可)
MBC POWERさんは楽天市場やYahoo!ショッピングにもショップがあります。以下の5点が購入可能で、価格も本家と変わりません。
- Notorious Lifters (ナロー専用)
- Sumo Sole Gen1 (ワイド専用)
- Sumo Sole Gen2 (ワイド専用)
- Sumo Sole Gen2.5 (ワイド専用)
- Sumo Sole Gen3 (ワイド専用)
※もし3点以上を同時に購入する場合は送料が無料になる公式ストアが安いです。
【補足】
Amazonでは購入できません。
店舗販売はないがブースで試着可能
MBC POWERは名古屋市にありますが基本的に店舗販売はしていません。定期的にブースを出展されていますので、近くで開催されているときに足を運んでみるのもおすすめです。過去にブース出展があったイベントには以下のようなものがあります。
- 関東ブロック予選
- 東京都大会
- 日本グランプリ
- GOAL-BのBIG3大会
- IORINMPIA など
海外の公式ストアからの輸入
海外の公式ストアから購入することも可能ではあります。購入に慣れている人やドルを保有している人は検討してみてください。
参考:他のデッドリフトシューズ
ノートリアスリフト以外のデッドリフトシューズには以下のようなものがあります。いろいろと比較して検討したい方はチェックしてみてください。
【参考】
デッドリフト専用シューズについては以下の記事の中でも取り上げています。
ノートリアスリフトに関するよくある質問
ベンチプレスにも使える?
指先に感覚が分かりやすいので、ベンチプレスにもおすすめです。私の場合、鈴木佑輔さんの解説を参考に 「つま先⇒かかと⇒お尻」の順にフォームを組んでいるので、違いを実感しています。
※鈴木祐輔さん自体も最近はSUMO SOLE GEN3を履いています
【参考動画】
【補足】
フォームによってはリフティングシューズを好む方もいます。またハイパーVなどの足袋靴を愛用しているベンチプレッサーも多いです。
スクワットにも使える?
ノートリアスリフトでもスクワットは可能ですが、以下のような場合はスクワットシューズをおすすめします。
- 足首が固い
- 床が少し柔らかい
※スクワットでも足幅が広めの方はSUMO SOLE推奨です。
足首が固い
足首が固い場合はかかとが高くなっているスクワットシューズをおすすめします。軽めの重量でポーズスクワットをするときや、補助種目でブルガリアンスクワットをするときはノートリアスリフトを履いてみるというのも良いかもしれません。
私は adidas Powerlift を履いています。興味がある方はレビュー記事を参考にしてみてください。
床が少し柔らかい
ノートリアスリフトは靴底が柔らかいのでデッドリフト専用プラットフォームなど床が硬いところで使うのに向いています。スクワットをするときに床が少し柔らかい場合は靴は硬めのものを履いたほうが安定すると思います。
Gen2やGen3は何が違う?
Gen2やGen3は世代(Generation)を意味します。基本的にはiPhoneなどのように世代が上がるごとに性能が進化して価格は若干高くなっていると考えてください。最新のGen3では以下のような特徴があります。
- つま先部分が幅広
- 極薄で安定感のあるソール
- 強化されたかかとのサポート
まとめ
デッドリフト専用シューズであるノートリアスリフトをレビューしてみました。
おさらい
- スタンスごとに最適化されたデザイン
- 国内外で多くの選手が履いている
- 普段履きのサイズで購入してOK
- 指先が自由に動かせ、圧も感じやすい
- その他の種目でも使いやすい
—購入はこちら—
デッドリフトにハマっている人には間違いなくおすすめです。一緒にワンランク上を目指しましょう。