
パワーグリップってどうやって使うの?
ジムで多くの人が使っていますが、最初はどうやって使うのか分からないですよね。そこでこの記事ではパワーグリップの効果や使い方を紹介します。他にも道具の使い方も知りたい方は以下も参考にしてみてください。
\あわせてチェック/
懸垂などでのパワーグリップの効果/デメリット
パワーグリップの効果はグリップ力を高めることです。摩擦力が高いのであまり力をいれなくてもグリップを保持できます。握る力を鍛えられなくなるのがデメリットです。
パワーグリップの効果を検証
パワーグリップは摩擦力の高い素材からできています。試しに手と机の間に挟んでみると力を入れても滑らなくなりました。


パワーグリップのメリット
パワーグリップを使うメリットは摩擦力が高くなる分、握る力を弱められることです。以下のような効果があります。
- 手の痛みが和らぐ
- トレーニングボリュームを増やせる
デッドリフトのように高重量を扱う場合や、懸垂のように長時間持ち続ける必要があるときに効果を発揮します。また、握る力が弱められるとタコやマメもできにくくなります。
パワーグリップのデメリット
パワーグリップを使うデメリットは腕への刺激が減ってしまうことです。ただ大会に出ている多くの方が使っていますし、腕を鍛える種目を別に作れば解決することです。
- 素手で扱える重量が伸びにくい
- 腕が筋肥大しにくい
また、鍛えるうえでのデメリットではないですが、ゴム部分がべとべとしたり、汗が染みこんで嫌な臭いがすることもあります。
【補足】
トレーニングのレベルがさらに上がってきた方はあえて素手で握りを強めることで運動連鎖を使って背中への刺激を強めるということもしています(横川尚隆さん、芳賀セブンさんなど)
おさらい
- パワーグリップを使うと軽い力で握れるようになる
- グリップが楽になり背中を鍛えやすい
- デメリットは腕への刺激が減ること
パワーグリップの基本的な使い方
パワーグリップの付け方
パワーグリップは右と左で形状が異なっているので確認します。

パワーグリップには片方に金具、片方にマジックテープが付いています。

これを通して止めるだけなので特に迷うことなく装着が可能です。


パワーグリップの基本的な使い方
パワーグリップを付けたあとはグリップ部分を巻き込んで持ちます。


握っている部分が分かりやすいように短いバーを握ってみました。

Youtube
動画でも使い方をチェックしたい人は以下を参考にしてください。
装着には少しコツがいる
物によっては装着時にベロが反対の手に当たってしまうので慣れが必要です。座った状態で太ももに乗せてやるのがおすすめです。

おさらい
- パワーグリップはマジックテープで止めるだけ
- グリップ部分に挟み込んで持とう
- ベロが反対の手に当たるのでやりながら慣れていこう
パワーグリップの種目ごとの使い方
パワーグリップは基本的に引く種目で重宝されるアイテムですが、押す種目でも使うことができます。
懸垂やデッドリフトなどでの使い方
パワーグリップを使うのがおすすめなプル系の種目の例です。これらの種目では持ち手を巻き込むようにしてパワーグリップを使います。
- ラットプルダウン
- 懸垂
- デッドリフト
- ベントオーバーローイング など




プル系種目での使い方

ベンチプレスなどでの使い方
パワーグリップをプッシュ系の種目で使う場合です。これらの種目では持ち手と手のひらの間に挟むようにしてパワーグリップを使います。
- ベンチプレス
- チェストプレス
- ショルダープレス など



プッシュ系種目での使い方

パワーグリップの使い方に関する補足
パワーグリップについて使い方の補足をしておきます。
パワーグリップを使うのは甘え?
個人的には初心者でも最初に買うべきトレーニングギアだと思っています。体がうまく動かせず背中に効かせにくいからこそ、少しでも腕の負担を減らすのが上達の近道です。
パワーグリップの代用はある?
トレーニンググローブなどでも多少の効果はありますが、パワーグリップほどのアシストは得られません。パワーグリップ/リストストラップ/8の字ストラップなどから選ぶのがよいでしょう。
リストラップの代用になる?
パワーグリップにも少しは手首を固定する効果はありますが、代用はおすすめできません。1000円のリストラップでもいいので買ったほうがよいです。
パワーグリップは大会で使える?
パワーリフティングの大会では リストストラップ や パワーグリップの使用は認められていません。その代わりに公式のバーベルは握りやすかったり、滑り止めのチョークが使用できます。
ボディービルダーは使わない?
トレーニングボリュームの多いボディービルダーこそパワーグリップは使います。横川尚隆さんの背中トレでは全種目パワーグリップを使っていました。これだけやっているとパワーグリップなしだとさすがに腕の力が入らなくなりますよね。
- 懸垂
- ラットプルダウン
(ワイド/クローズグリップ) - ローイング
(シーテッド/ワンハンド) - デッドリフト
- シュラッグ
まとめ
パワーグリップの効果や使い方を紹介しました!
この記事の振り返り
重要ポイント
- パワーグリップを使うと効率的に背中トレができる
- 装着には少しコツがいるが、その後は簡単
- 甘えじゃないので積極的に使っていこう!
パワーグリップを使ってとにかく懸垂をやりこむのが最強です!

\道具の選び方は以下をチェック!/