パワーグリップってどうやって使うの?
パワーグリップはジムでよく使われているトレーニングギアですが、最初はどうやって使うのか分からないですよね。この記事ではパワーグリップについて以下の順番で詳しく紹介しています。
なお、当サイトでは多くの筋トレアイテムを実際に使ってみたうえでレビューしていますのでその他のアイテムでも気になるものがあればぜひチェックしてみてください。
おすすめのパワーグリップは?
おすすめのパワーグリップは以下の2つです。選び方については別記事で紹介していますので参考にしてみてください。
パワーグリップは以下の2択!
ALL OUT
(最初の1つなら)
VERSA GRIPPS
(買い替えなら)
以下のレビュー記事も参考にしてみてください。
背中トレのギアの使い分けは?
懸垂などでのパワーグリップの効果/デメリット
パワーグリップの効果はグリップ力を高めることです。摩擦力が高いのであまり力をいれなくてもグリップを保持できます。握る力を鍛えられなくなるのがデメリットです。
パワーグリップの効果を検証
パワーグリップは摩擦が大きく滑りにくい素材からできています。試しに手と机の間に挟んでみると力を入れても滑らなくなりました。
【補足】
摩擦力は押し付ける力に比例します。素手で滑らないようにするにはかなり強い力をかける必要があります。
パワーグリップの主な効果
パワーグリップを使うメリットは摩擦が大きくなる分、握る力を弱められることです。以下のような効果があります。
- 手の痛みが和らぐ
- トレーニングボリュームを増やせる
デッドリフトのように高重量を扱う場合や、懸垂のように長時間持ち続ける必要があるときに効果を発揮します。また、握る力が弱められるとタコやマメもできにくくなります。
【参考】
パワーグリップを使ったとしてもトレーニングを続けているとどうしても手にタコができてしまいます。角質とりスクラッチ などを使って定期的にケアをするのがおすすめです。
パワーグリップのデメリット
パワーグリップを使うデメリットは腕への刺激が減ってしまうことです。ただ大会に出ている多くの方が使っていますし、腕を鍛える種目を別に作るほうが効率的でしょう。
- 素手で扱える重量が伸びにくい
- 腕が筋肥大しにくい
また、鍛えるうえでのデメリットではないですが、ゴム部分がべとべとしたり、汗が染みこんで嫌な臭いがすることもあります。
おさらい
- パワーグリップを使うと軽い力で握れるようになる
- グリップが楽になり背中を鍛えやすい
- デメリットは腕への刺激が減ること
パワーグリップの筋トレでの基本的な使い方
パワーグリップの付け方
パワーグリップの付け方を画像を使って説明していきます。
パワーグリップは右と左で形状が異なっているので確認します。
パワーグリップには片方に金具、片方にマジックテープが付いています。
これを通して止めるだけなので特に迷うことなく装着が可能です。
付け方には少しコツがある
物によっては装着時にベロが反対の手に当たってしまうことはあります。慣れないうちは座った状態で太ももに乗せてやるのがおすすめです。
パワーグリップの基本的な使い方
パワーグリップを付けたあとはグリップ部分を巻き込んでベロごとバーやダンベルを持ちます。
握っている部分が分かりやすいように短いバーを握ってみました。直接、手に触れる部分が減っているのが分かると思います。
上手にグリップするコツ
パワーグリップを付けるときは緩めに握った状態でまずパワーグリップの先端を指で押さえるのがポイントです。最初からきつく握りこもうとするとパワーグリップの先端が手から離れてしまい、片手では付けられなくなることがあります。
Youtube
動画でも使い方をチェックしたい人は以下を参考にしてください。
おさらい
- パワーグリップはマジックテープで止めるだけ
- ベロが反対の手に当たるのでやりながら慣れよう
- グリップ部分に挟み込んで持とう
パワーグリップは以下の2択!
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パワーグリップを使う種目とプル系/プレス系それぞれの使い方
パワーグリップは基本的に引く種目で重宝されるアイテムですが、押す種目でも使うことができます。それぞれ紹介していきます。
懸垂やラットプルダウンでの使い方
パワーグリップを使うのがおすすめなプル系の種目の例です。
- ラットプルダウン
- 懸垂
- デッドリフト
- ベントオーバーローイング など
プル系種目での使い方
ウエイトを自分側に引き寄せる種目では持ち手を巻き込むようにしてパワーグリップを使います。
(例外)マググリップを使う場合
最近、エニタイムなどでも置いているところが多いですが、MAG GRIPを使う場合は巻き付けることができないのでグリップ部分と手の間に挟むようにして使いましょう。
【補足】
MAG GRIPは手に密着しやすい形になっており、金属のシャフトやダンベルほどは表面がトゲトゲしていないのでパワーグリップなしでも痛くないことが多いです。
ベンチプレスなどプレス系での使い方
パワーグリップをプッシュ系の種目で使う場合です。
- ベンチプレス
- チェストプレス
- ショルダープレス など
プッシュ系種目での使い方
自分から遠ざけるようにウエイトを扱う種目では持ち手と手のひらの間に挟むようにしてパワーグリップを使います。
【補足】
ジムの設備が新しい場合などはダンベルのローレット加工がしっかり残っており、普通に握ると手が痛い場合もあります。その場合はプル系種目でもパワーグリップを間に挟んで持つのもおすすめです。
※ローレット加工:滑りにくくするために表面に凹凸を付ける加工のこと
パワーグリップの使い方に関する疑問まとめ(意味ない?/代用は?)
パワーグリップについて使い方の補足をしておきます。興味があるものをタップして読んでみてください。
初心者にパワーグリップは意味がない?
最初に買うべき!
個人的には初心者でも最初に買うべきトレーニングギアだと思っています。体が思った通りに動かせず、無駄に力が入ってしまって背中に効かせにくいからこそ、少しでも腕の負担を減らすのが上達の近道です。
パワーグリップの代用はある?
リストストラップとの違いは?
リストストラップはより密着感がある!
リストストラップはパワーグリップよりも細く、数周に渡って巻き付けられるのでより密着した状態でバーを握ることができます。また、手汗をかきやすい人でも滑りにくいというメリットもあります。
リストラップの代用になる?
パワーグリップは大会で使える?
大会では代わりにチョークを使う!
パワーリフティングの大会では リストストラップ や パワーグリップの使用は認められていません。その代わりに公式のバーベルは握りやすかったり、滑り止めのチョークが使用できます。
ボディービルダーは使わない?
普通に使います!
トレーニングボリュームの多いボディービルダーこそパワーグリップは使います。横川尚隆さんの背中トレでは全種目パワーグリップを使っていました。
- 懸垂
- ラットプルダウン
- ローイング
- デッドリフト
- シュラッグ
パワーグリップを使わないで素手でやるメリットは?
熟練度が上がれば更なる効果も?
最近は横川尚隆さんや芳賀セブンさんなどデッドリフトなどの高重量種目以外は素手でやることもあるようです。しっかりと握り込むことで運動連鎖によって背中への刺激が高まる可能性もあるのでレベルが上がってきたらパワーグリップをあえて付けないという選択肢もありだと思います。まずは、パワーグリップを使って懸垂が普通にできるレベルを目指しましょう。
パワーグリップは黒しかない?
柄付きや色付きもある!
パワーグリップは圧倒的に黒が多いですが、本体が黄色やピンクのものや柄がついているものもあります。以下にまとめているので気になる場合はチェックしてみてください。
手首が細い人向けのパワーグリップは?
バーサグリップ XSは12.5cmから!
まとめ
パワーグリップの効果や使い方を紹介しました!
この記事の振り返り
重要ポイント
- パワーグリップを使うと効率的に背中トレができる
- 装着には少しコツがいるが、その後は簡単
- 甘えじゃないので積極的に使っていこう!
パワーグリップは以下の2択!
ALL OUT
(最初の1つなら)
VERSA GRIPPS
(買い替えなら)
パワーグリップを使ってとにかく懸垂をやりこむのが最強です!