SBD SHEFFIELD 24の大会概要と出場選手まとめ

出典:SBD Apparel

2023年に引き続き、パワーチューブのウッシーがアジア代表としてSBD SHEFFILEDに出場します。この記事では大会の概要と出場選手についてまとめています。

パワーチューブのウッシーとは?

ウッシー(牛山恭太)

登録者 6.79万人のYouTubeチャンネル「パワーチューブ」のメンバー。BIG3を中心としたトレーニングに関する内容を発信中。男子66kg級のDLとTotalの日本記録保持者。2022年/2023年ともに世界3位となり、アジアを代表するパワーリフターとして活躍している。

この記事で分かること

各階級から集められたトップリフターが世界記録更新を狙って競い合う最高の舞台です!本記事の情報をチェックして、ぜひ観戦を楽しんでください!

この記事を書いた人
よし
  • BIG3 525kg
  • パワーリフティングが好き
  • 京都大学卒のブロガー
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SBD SHEFFIELD 24の大会概要と特徴

開催者SBD Apparel
(提携: IPF)
開催日時2024/2/10
現地時間 15:30~
日本時間 24:30~
開催場所イギリス
SHEFFIELD
出場選手数24人
(男女12人ずつ)
賞金総額£445,000

大会の概要

SBD SHEFFILEDはトレーニング専門ブランドであるSBD Apparelが主催する大会です。2023年に初開催され、今年度が2回目の大会です。

SBDのリストラップ

SBD Apparelの製品としてはパワーリフティングベルトやリストラップなどが有名です。最近では10mm厚のベルトリフティングストラップなどの新製品も発売されました。

開催日時は2/10

大会は 2024/2/10(土)に開催されます。少し夜更かしをする必要がありますが、日本時間では土曜夜から日曜日にかけての実施となりますので、視聴がしやすい日付かと思います。

出典:SBD Apparel
スケジュール現地時間日本時間
開場14:0023:00
試技開始15:3024:30
表彰式19:3028:30
懇親会20:3029:30

開催地はイギリスのSHEFFIELD

出典:Sheffield City Hall

大会はイギリスのシェフィールド市民会館で行われます。SBD Apparel本社から車で20分くらいの距離なのでかなり近場での開催ですね。席数は2200ほどあるそうです。

参考
SBD Sheffield 23はSBD Apparelの公式チャンネルよりライブ配信されました。過去の試技をアーカイブとして見返すこともできます。2/10もおそらくオンラインで視聴することが 可能です。

SBD Sheffield 23の結果まとめ記事

大会の特徴

  • IPF提携の公式大会(世界記録認定)
  • 数少ない賞金ありの大会

SBDアパレルとIPFが提携して開催

SBD SHEFFIELDはIPF(国際パワーリフティング連盟)と提携して開催されるため、世界記録への認定も行われます。世界記録圏内の選手だけが出場できるかなりハイレベルな大会ですので、新たな世界記録が生まれる可能性もかなり高いと言えます。

参考
世界記録認定されることもあり、参加はIPF所属の選手に限られます。NATALIE RICHARDS選手は2022年まではUSAPLに所属していましたが、2023年からIPFに移っての選出となりました。

数少ない賞金ありの大会

SBD SHEFFIELDでは成績に基づいて以下のような賞金が用意されています。アマチュアスポーツであるパワーリフティングでは基本的に大会での賞金がありません。国際大会への参加は自費であり、通常は数十万円単位でマイナスになることを考えると別格の大会だと言えます。

  • 順位に応じた賞金
  • 世界記録樹立の賞金

順位に応じた賞金
• 1位: £25,000
• 2位: £12,500
• 3位: £7,500
• 4位: £6,000
• 5位: £4,000
• 6位: £2,000
• 7位: £1,750
• 8位: £1,500
• 9位: £1,250
• 10位: £1,000

世界記録樹立の賞金
・1種目:£5,000

  • 1ポンドを180円として計算すると優勝賞金は約450万円

参考
アメリカなどでは賞金が発生する別団体に所属してパワーリフティングを行っている選手も多いです。IPFから他団体に移籍してしまうトップ選手を繋ぎとめるような役割も担っていそうです。

SBD SHEFFIELD 24の参加条件と順位の付け方

SBD SHEFFILEDには各階級から男女12人ずつが参加します。その参加条件と勝敗の決め方を紹介します。

出場選手はどうやって選ばれる?

出場選手は以下の4つのステップで選ばれます。基本的には6月にマルタで行われたIPFの世界大会で優秀な成績を収めた選手が参加できます。

STEP
世界選手権の階級別チャンピオン

※世界記録の95%以上が必要

STEP
世界選手権2位の選手のうち世界記録に占める割合が最も高い選手

※世界記録の95%以上が必要

STEP
階級別のチャンピオン以外でマイナー地域のトップ選手

※世界記録の95%以上が必要

STEP
ワイルドカードの選手

SBDが残りの枠を選ぶ

STEP3ではパワーリフティングが盛んな北米や欧州を除く地域から代表が選ばれます。今回はアジア/オセアニア/南米地域からそれぞれ1人ずつ選出されており、パワーリフティングを世界的に盛り上げようとする狙いが見えます。

勝敗はどうやって決めるの?

勝敗はIPF GLなどのスコアではなく、世界記録に対する%で決められます。仮に大会記録が以下のようになった場合は66kg級の選手が優勝となります。「現世界記録が更新されるか?」というのが大きなポイントですね。

世界記録大会記録%
66kg級710.5kg712.5kg100.3%
74kg級790.5kg785kg99.3%
83kg級841kg830kg98.7%
93kg級878.5kg877.5kg99.9%
2023年6月時点の世界記録を基準に計算

男子74kg級の世界記録は12月のヨーロッパ選手権で更新されていますが、SBD SHEFFILED 24に限っては2023年6月時点の世界記録をもとに割合が算出されます。

参考
階級ごとの世界記録は以下のツールでまとめてチェックできます。

SBD SHEFFILED 24の出場選手まとめ

出典:SBD Apparel

男子の出場選手

  • PANAGIOTIS TARINIDIS
  • CARL JOHANSSON
  • DELANEY WALLACE
  • JONATHAN CAYCO
  • ANATOLII NOVOPISMENNYI
  • TONY CLIFFE
  • JESUS OLIVARES
  • GUSTAV HEDLUND
  • KYOTA USHIYAMA
  • TIMOTHY MONIGATTI
  • CARLOS PETTERSON-GRIFITH
  • GAVIN ADIN

PANAGIOTIS TARINIDIS

FRA

66kg class
1st place at IPF Worlds

CARL JOHANSSON

SWE

74kg class
1st place at IPF Worlds

DELANEY WALLACE

USA

83kg class
1st place at IPF Worlds

JONATHAN CAYCO

USA

93kg class
1st place at IPF Worlds

ANATOLII NOVOPISMENNYI

UKR

105kg class
1st place at IPF Worlds

TONY CLIFFE

GBR

120kg class
1st place at IPF Worlds

JESUS OLIVARES

USA

120+kg class
1st place at IPF Worlds

GUSTAV HEDLUND

GBR

93kg class
2st place at IPF Worlds

KYOTA USHIYAMA

JPN

66kg class
Asian region

TIMOTHY MONIGATTI

NZL

74kg class
Oceanic region

CARLOS PETTERSON-GRIFITH

GUY

93kg class
South American region

GAVIN ADIN

USA

93kg class
WILD CARD

女子の出場選手

  • TIFFANY CHAPON
  • EVIE CORRIGAN
  • NATALIE RICHARDS
  • CAROLA GARRA
  • PRESCILLIA BAVOIL
  • KARLINA TONGOTEA
  • AMANDA LAWRENCE
  • BRITTANY SCHLATER
  • SONITA KYEN MULUH
  • JADE JACOB
  • AGATA SITKO
  • NOEMIE ALLABERT

TIFFANY CHAPON

FRA

47kg class
1st place at IPF Worlds

EVIE CORRIGAN

SWE

52kg class
1st place at IPF Worlds

NATALIE RICHARDS

USA

57kg class
1st place at IPF Worlds

CAROLA GARRA

ITA

63kg class
1st place at IPF Worlds

PRESCILLIA BAVOIL

FAR

69kg class
1st place at IPF Worlds

KARLINA TONGOTEA

NZL

76kg class
1st place at IPF Worlds

AMANDA LAWRENCE

USA

84kg class
1st place at IPF Worlds

BRITTANY SCHLATER

CAN

84+kg class
1st place at IPF Worlds

JADE JACOB

FRA

57kg class
WILD CARD

SONITA KYEN MULUH

BER

84+kg class
WILD CARD

AGATA SITKO

POL

76kg class
WILD CARD

NOEMIE ALLABERT

FRA

52kg class
WILD CARD

SBD SHEFFILED 24の見どころ/楽しみ方

よし

初心者でも楽しめるようなポイントを紹介します!

履いている靴をチェック

選手がどんな靴を履いているのかチェックするのもパワーリフティングの楽しみ方の1つです。特にスクワットは選手ごとの好みが分かれやすく、ハイカットのスニーカーを愛用する選手もいます。

試技ごとに靴を履き替える選手も多く、デッドリフトではNOTORIOUS LIFTAVANCUSなどを履く選手も多いでしょう。これらの靴はMBC POWERの公式ストア楽天市場店などから購入も可能なので、お気に入りの選手とお揃いの靴を試してみるのも良いかもしれません。

出典:MBC POWER

重量の付け替えをチェック

通常のパワーリフティングの大会では同階級の選手と同じグループで試技を行います。そのため、同一種目のなかで100kg以上の差がつくことはまずありません。同一重量の申請などもよくある話です。

2022年度 JCP 66kg級のSQ重量

ただし、SBD SHEFFIELDは全階級が1つのグループとなって試技を行うため、スクワットでは選手によって200kg以上の差が生まれます。プレートの付け替えの慌ただしさや重量級選手のパワーなどが特に強調される大会となっています。

SBD Sheffield 23のSQ重量

ウッシーの解説をチェック

実際にSBD SHEFFIELDに出場するウッシーが各選手を紹介するショート動画も作成しています。徐々に公開されている最中なので続編もチェックしながら当日の大会に備えましょう。

ウッシーによる選手紹介

【異次元】BIG3TOTAL500kgを体重50kg代で達成してしまった女性がエグい#richardsnatalie

各選手を紹介した動画は以下にまとめておきます。順番は公開順です。

  1. TIFFANY CHAPON 紹介動画
  2. JESUS OLIVARES 紹介動画
  3. NATALIE RICHARDS 紹介動画
  4. PANAGIOTIS TARINIDIS 紹介動画

まとめ

パワーチューブのウッシーが出場するSBD SHEFFILED 24について紹介しました。

夜更かしをしてでも観る価値は十分にあると思います。事前に選手のことを知っておいて観戦を楽しみましょう!

読んでくれてありがとう!
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