革製トレーニングベルトのメリット/デメリットは?(1ピン/2ピン)

革製のベルトってどれを選べばいいの?

トレーニングベルトには以下のようなものがあります。レザーベルトには種類がいろいろあってちょっと難しいですよね。

  • ナイロンベルト
  • レザーベルト
    • ピンタイプ
      • 1ピン
      • 2ピン
    • レバーアクション

この記事ではレザーベルトに特化して種類やメリット・デメリットを紹介します。ナイロンベルトを含めたもっと一般的なベルトの違いについては以下で紹介しています。

目次

革製/レザーのトレーニングベルトの種類

レザーベルトには以下の3種類があります。

  • ピンタイプ
    • 1ピン
    • 2ピン
  • レバーアクション

ピンタイプのレザーベルト

ピンタイプのベルトは日常生活で使うベルトと同じ構造をしています。ピンが1本のものと2本のものがあり、当然ながら、穴も1列と2列で分かれています。

\1ピンのベルト/

1ピンタイプのレザーベルト
出典:Titan

\2ピンのベルト/

2ピンタイプのレザーベルト
出典:Titan

参考
1ピンのベルトでもサイズ調整が細かくできるように穴が2列で空いているものもあります。A7やROUGEなどから販売されています。

1ピンタイプで穴が2列で空いているレザーベルト
出典:A7

レバーアクションベルト

レバーアクションベルトは爪をベルト穴に引っ掛けたあとにパッチン錠の要領で締めるタイプのベルトです。大きな金具が付いているのが分かると思います。

\レバーアクションのベルト/

SBDのレバーアクションベルト
出典:SBD

\パッチン錠/

パッチン錠
出典:モノタロウ

3種類のレザーベルトの比較表

耐久性や価格についてはもちろん物によって異なりますが、大まかな傾向をもとめています。詳しくは以降の説明をご確認ください。

1ピン2ピンレバーアクション
着脱しやすさ
耐久性
軽さ
価格(安さ)

レザーのベルトは重い物が多いので女性には以下のようなベルトがおすすめの場合もあります。

革製/レザーで1ピンのトレーニングベルトのメリット・デメリット

メリット・デメリット一覧

1ピンのレザーベルトには以下のようなメリット・デメリットが存在します。

  • ベルトの動きに自由度がある
  • 2ピンに比べて着脱がしやすい
  • ベルト穴に負荷が集中する
  • 2ピンベルトに比べて高価な場合が多い
ゴールドジムの1ピンタイプのレザーベルト
出典:GOLD’S GYM

ベルトの動きに自由度がある

1ピンのベルトの場合はピンを支点にして左右のベルトを少し回転させることができます。そのため、骨盤に沿わせてカーブさせることができ、フィット感を高めることができます。

1ピンタイプのレザーベルトの特徴

2ピンに比べて着脱がしやすい

2ピンのベルトの場合は、以下のようなことがよく起きます。着脱性の観点では1ピンのベルトのほうが優れています。

  • 1本は穴に入ったが、2本目がうまく入らない
  • 1本は外せたが、2本目が外れにくい

ベルト穴に負荷が集中する

1ピンのベルトは1点で集中して負荷を受けます。そのため、全く同じ革を使っている場合は、1ピンのほうが寿命が短くなります。

1ピンタイプと2ピンタイプのレザーベルトの負荷の受け方の違い

2ピンよりも高価なことが多い

2ピンのほうが高いんじゃないの?

理屈だけ考えると高いのは2ピンのはずです。ただし現実的には1ピンのほうが高価なベルトが多いです。2ピンのほうが壊れにくいので安い革が使えるためです。

ピン
一般層向けメーカー安価/薄い2本
競技者向けメーカー高価/厚い1本

実際に調べてみるとよく分かりますが、Amazonなどで「トレーニングベルト 革」と検索すると2ピンのベルトばかりが出てきます。ただ競技者向けのブランドのONI(武器屋.net)A7 などを見ると1ピンのベルトしか売っていません。

補足
競技者向けのベルトは大会のルールブックに則って規定ギリギリの13mmを狙って作られているため、1ピンでも耐久性が問題になりにくいためです。

革製/レザーで2ピンのトレーニングベルトのメリット・デメリット

メリット・デメリット一覧

2ピンのレザーベルトには以下のようなメリット・デメリットが存在します。

  • 安価なものが多い
  • 2ピンベルトに比べて革が薄い場合が多い
  • 大会では着用できないものも多い

補足
本来は、耐久性がいいことや安全性が高いことなどもメリットに含まれますが、革の厚い2ピンのベルトが珍しいのであえて記載していません。

安価なものが多い

2ピンのトレーニングベルトには安価なものが多く、物によっては3000円以下で購入することができます。1ピンのトレーニングベルトは多くのものが1万円以上します。

安価な2ピンのレザーベルト
出典:Non Modo

参考
個人的には安価な2ピンベルトよりはしっかりしたナイロンベルトのほうがおすすめです。

2ピンのベルトは薄いものが多い

2ピンのベルトは安価なものが多いですが、革が薄く耐久性が低い物が多いです。例えばGOLD’S GYMのG3368は革の厚さが5mmしかありません。入門モデルとしては良いですが、長期的に使うのには不向きでしょう。

ゴールドジムの2ピンのレザーベルト
出典:GOLD’S GYM

2ピンで厚めの革を使いたい人はking2ringなどがあります。むしろ他にあまり選択肢がありません。

king2ringの2ピンのレザーベルト

大会では着用できないものが多い

メーカーによっては腰側にサポートのクッションが入っているレザーベルトもあります。ALL OUTAZLIVなどがそうです。初心者にはありがたいことですが、パワーリフティングの大会では使用できないデザインです。

背の部分だけが厚くなっているようなものは使用できない

日本パワーリフティング協会 競技規則

もちろん、純粋にトレーニングを楽しんでいるだけの方やボディメイクを目的としている方にとっては何の問題もありません。

レザーベルトの腰部につけられたクッション

革製/レザーでレバーアクションのトレーニングベルトのメリット・デメリット

実際に商品のイメージを掴みたい方は以下も参考にしてみてください。

メリット・デメリット一覧

レバーアクションのレザーベルトには以下のようなメリット・デメリットが存在します。

  • 着脱が簡単にできる
  • てこの原理で増し締めができる
  • 高価なものが多い
  • 重いものが多い

着脱が簡単にできる

以下はパワーチューブさんのYoutubeショート動画です。動画のなかで何度か着脱をしていますが、非常にスムーズですよね。

効果抜群なトレーニングベルトの巻き方(パワーベルト)#shorts

てこの原理で増し締めができる

レバーアクションのベルトではまずフックをかけて仮止めをします。その後、レバーをテコの原理を使って増し締めをするという2段階の付け方をします。そのため、人力ではなかなか付けるのが難しいようなキツさでも簡単に締め付けることができます。

レバーアクションベルトのバックル部分
出典:SBD

高くて重いものが多い

レバーアクションのベルトは安い物でも1万円以上しますし、重さも1kgを超えているものばかりです。以下のような分類と考えてください。

安めのレバーアクションベルト

一般人だけどレバーアクションに手を出してみたいような人

中間くらいのレバーアクションベルト

競技者でリーズナブルなレバーアクションが欲しい人

高級なレバーアクションベルト

競技者で好きなブランドのレバーアクションが欲しい人

Zawickのレバーアクションベルト
Zawick
iron bullのレバーアクションベルト
IRON BULL
ONIのレバーアクションベルト
ONI
A7のレバーアクションベルト
A7

まとめ

3種類のレザーのトレーニングベルトについて特徴をまとめて紹介しました。

  • 1ピン
    競技者向けの本格的なベルトが多い
    大会でも5人に1人くらいの使用率
  • 2ピン
    一般層向けの製品が圧倒的に多い
    価格は安いが薄めの素材が使われていることがほとんど。
  • レバーアクション
    使い勝手はピカイチ
    ただし、高価で重い物が多い。

高価なレザーベルトは3万~4万程度しますが、一生使えるトレーニングの友にもなり得ます。味が出てくるのがレザーの良さですのでよく吟味したうえで選んでみてください。

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