リストストラップの使い方が分からない
リストストラップは背中系の種目で重宝するトレーニングギアです。この記事ではリストストラップについて以下の4点を紹介します。
他にも知りたいことがある方は以下の記事も合わせて読んでみてください!
筋トレ用のリストストラップ/リフティングストラップの使い方は?
リストストラップとは握力を補助してくれる道具です。手の痛みを和らげ、マメやタコができるのを防いでくれます。
まずはリストストラップについて以下の3点を紹介します。
握力を補助してくれる道具
リストストラップは握力を補助してくれる道具です。バーベルやダンベルのグリップ部分に巻き付け、上から握りこんで使います。
リストストラップのメリット
リストストラップには以下のようなメリットがあります。
- 前腕の疲労を軽減できる
- 手の痛みを和らげる
- 手のマメやタコを防げる
前腕の疲労が減ったり、手の痛みが和らぐと、鍛えたい部位に集中できますので、筋肥大にも有効です。高重量になってくると道具を使ってもタコができてしまうのでケアしましょう。
リストストラップのデメリット
リストストラップには以下のようなデメリットがあります。
- セッティングに手間がかかる
- 前腕の筋肉が育ちにくい
- 大会では使用できない
セッティングに手間がかかるのが最大のデメリットですが、手が痛くてできないよりは圧倒的にマシだと思います。また、大会に出るような方でもトレーニングのボリュームを稼ぎたいときは使っています。上手に使い分けをするのが大切です。
おさらい
- リストストラップは握力補助の道具
- 鍛えたい筋肉により集中できる
- 少し手間がかかるのが難点
筋トレ用のリストストラップ/リフティングストラップの基本的な巻き方
巻き直してバーとの密着感を高めながら握ろう!
リストストラップの使い方を以下の流れで紹介します。
ループを作り手を通す
リストストラップには端に折り返しがあり、本体を差し込めるようになっています。これを使ってループを作りましょう。手首の太さに応じて自由に調整可能です。
作ったリストストラップのループに手を通すと以下のようになります。
【補足】
マジックテープタイプのリストストラップの場合はマジックテープで手首に固定してください。以降の巻き方は共通です。
2周くらい巻き付ける
手のひら側に出たリストストラップをバーベル / ダンベルに巻き付けてください。基本的には2周分巻くことが多いですが、ストラップの長さやグリップ部分の太さによって前後します。
上から握って使う
最後にリストストラップごと握りこんでください。慣れないうちは緩くなりやすいですが、グリップを回転させて手元に引き寄せることで改善します。
【参考】
動画でリストストラップの使い方をチェックしたい方は以下も参考になります。
\おすすめ/
デッドリフトなどの筋トレのリストストラップの巻き方の種類
リストストラップはループを作る方向や順手/逆手で巻く方向が変わります。好みの巻き方を見つけよう。
ループを作る方向や握り方で巻き方が少し変わるので補足します。特に良し悪しはないので自然にできるやり方でよいと思います。
ループを小指側に作る巻き方
ループを作った先が小指側に来ている場合は小指側に巻いていくのがスムーズです。ストラップの先が自然に垂れ下がる形になるのでグリップはしやすいです。
ループを親指側に作る巻き方
ループを作った先が親指側に来ている場合は親指側に巻いていくのがスムーズです。先端を親指で握りこむかどうかは好みに応じて変えてください。
順手で握る場合の巻き方
順手の場合はグリップ部分の下から巻き付けます。素手の場合はオルタネイトグリップで持っている方でもリストストラップありではどちらも順手で握ることが多いです。
【補足】
オルタネイトグリップとは片手を順手、片手を逆手で握る持ち方のことです。
逆手で握る場合の巻き方
逆手の場合はグリップ部分の上から通して巻き始めるのがスムーズです。ベントオーバーローを逆手でやりたいときなどにも使えます。ただし、逆手で使う場合はパワーグリップのほうが手軽で楽かもしれません。
おさらい
- ループの作り方や握り方によって巻き方が少し異なる
- 試してみて自分に合ったやり方を見つけよう!
8の字になっているリストストラップの使い方/巻き方
8の字のリストストラップの巻き方は以下の3ステップです。
- 1つ目の輪っかに手を通す
- 8の字の交点にバーを挟み込む
- 2つ目の輪っかに手を通す
- ストラップごとバーを握りこむ
1つ目の輪っかに手を通す
まずは1つ目の輪っかに手を通しましょう。8の字が2つに折れやすい方向があるので確認してから手を通してください。
8の字の交点にバーを挟み込む
8の字のストラップをグリップの下にくぐらせてください。
2つ目の輪っかに手を通す
グリップの下をくぐらせた8の字ストラップのもう片方の輪っかに手を通します。
ストラップごとバーを握りこむ
ストラップを手首の通したままバーを握り込んでください。少し内側に捻るようにして持つとストラップの緩みがなくなりしっかりとグリップできます。
\おすすめ/
リストストラップを使う筋トレの種目例
リストストラップを使うのがおすすめな筋トレの種目には以下のようなものがあります。
- デッドリフト
- ベントオーバーロー
- ワンハンドローイング
- 懸垂
- ラットプルダウン
- シーテッドロー
- ベンチプレス
デッドリフトなど下向きの種目
デッドリフトやベントオーバーローなど下向きの種目はリストストラップの使用が向いています。リストストラップは柔らかく自然に垂れ下がっても下向きであれば巻きやすいからです。
ラットプルダウンなど上向き種目
ラットプルダウンや懸垂などの上向き種目にはリストストラップがあまり向いていません。頑張れば使えなくはないのですが、セッティングがかなり大変なのでパワーグリップを使うほうが楽です。
ベンチプレスなどの押す種目では使わない
ベンチプレスでよく使われる道具は “リストストラップ” ではなく “リストストラップ” です。リストラップは握力補助ではなく手首の保護を目的として使われます。
まとめ
この記事ではリストストラップの基本と使い方について紹介しました!
この記事の振り返り
この記事の重要ポイント
- リストストラップは握力補助に使う!
- 効率的にトレーニングしたいなら積極的に使おう!
- 使い方はとにかく慣れる!
\おすすめ/
腕の痛みや疲労が減ると背中トレが楽しくなりますよ!
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