商品名 「Rally X V1」
品目:トレーニングチューブ
提供:AFUストア
- この記事はAFUストアさんより商品提供いただき、執筆しています
この商品のポイント
- 電動で負荷調節できるチューブ
- トレーニング内容をスマホに自動記録
- AIが自動でトレーニングメニューを作成
- 専業ブロガー/ライター
- 筋トレ歴は5年
- 5年間の機械設計の経験あり
Rally X V1の位置づけ
いきなり最先端のトレーニングチューブを紹介されても凄さが分からないと思いますので、ざっくりと位置付けを紹介します。
器具としての位置付け
世の中のトレーニング器具の位置付けを図示してみました。トレーニングチューブは「鍛えられる部位は多いが、かけられる負荷が低い」という位置づけにあります。
鍛えられる部位が多いということは扱いが難しいということでもあります。いろいろできるからこそやり方がよく分からないということです。マシンとバーベルのトレーニングを比較すると分かりやすいと思います。
チューブを改良するには
以下が器具としてのトレーニングチューブの特徴です。
- 鍛えられる部位が多い
- ただし、扱いは難しい
- 一般的にかけられる負荷が低い
このような欠点を補うために アプリでやり方を説明してくれて、負荷を電動で調節できるチューブが「Rally X V1」です。1分ちょっとの動画があるのでイメージを掴んでみてください。
Youtube
Rally X V1の特徴を簡単に紹介
Rally X V1は以下のような特徴を持った最先端のトレーニングチューブです。
- 電動で負荷調節するため、これ1本でOK
- 動画と一緒にトレーニングできる
- アプリのAI診断でメニューを自動作成
かなり新しい取り組みだと思います!
Rally X V1の器具・アプリの概要
位置づけが分かったと思うので、実際に製品を見ていきましょう。
Rally X V1の商品内容
商品は黒/オレンジ基調のクールなデザインです。ホールケーキくらいの大きさの箱で届きました。
中に入っているものは以下の通りです。
- チューブ本体
- アンクルストラップ
- リストストラップ
- ハンドグリップ
- 固定バンド
- ドアアンカー & カード
- 収納袋
- 充電ケーブル
- 説明書
付属品一覧
各付属品は以下のような感じです。豊富ですね。
商品仕様
仕様の一覧表です。私は事前レビュー用の製品だったので説明書が中国語表記でしたが、今後、日本で販売されるものは日本語表記に対応しているそうなのでご安心ください。
負荷 | 片方: 4.4-23lbs (2.0- 10.4kg)* |
---|---|
耐久性 | 15,000回以上 |
バッテリー | 3.7V / 300mAh (40時間~60時間) |
防水 | IP54 |
ジャック | micro USB type-B |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
質量 | 約1.1kg |
作動温度 | -10℃~50℃ |
耐久性について
耐久性については、使っていく中で問題が起きれば追記したいと思います。スペックとしては15,000回以上とあります。普通に使えば1年半くらいはもつということでしょうか。
1日で 10回 × 10セット = 100回
週2回で鍛えると 100回 × 2回 = 200回
1年間で 200回 × 52週間 → 約1万回
バッテリーについて
iPhone13のバッテリーが約3200mAhなのでだいたい10分の1くらいの容量ということです。手持ちのモバイルバッテリーでも十分に充電できるレベルですね。
防水性能について
規格はIP54なので、軽く雨に濡れるくらいは問題ないです。ただし、蛇口で水をかけたり、水たまりに落とすのはダメなレベルですので、気を付けてください。
充電ジャックについて
ジャックについては micro USB type-Bです。Type-Cに統合したい人にとってはマイナスポイントかもしれません。充電部分は取り外せるのでコンセント周りはすっきりしますね。また、2分配の充電ケーブルがついているので一度に充電可能です。
作動温度/使用環境について
ゴム製品なので温度や紫外線にはあまり強くないです。外で長時間使ったり、夏場に車のなかに置きっぱなしにするのは避けたほうがよさそうです。
よしの感想
- 家トレに嬉しい豊富な付属品
- 耐久性は継続してチェックします!
- 次期型はType-Cになると嬉しいかも?
アプリダウンロード / 初期設定
アプリの初期設定
登録したアドレスにPINコードが送られてきます
60秒しかなくてけっこう短いです
(もう少し長くてもいいかも)
アプリは日本語対応しています
初期設定はこれで完了
Bluetooth接続
接続方法
- 右上の+ボタンをタップ
- 本体を電源ON後にデバイス追加をタップ
- 右と左で1本ずつ追加する
Rally X V1の一般的な使い方
付属品の確認やアプリのセットアップができたので実際に使ってみます。
トレーニングメニューの構成
メニューは以下の構成で作られており、すべて動画付きです。現時点は英語音声のみですが、見ればやることは分かりますし、慣れていけば気にならないかなという印象です。
チューブを使わない動的ストレッチ
チューブを使わない静的ストレッチ
どちらかというと英語音声よりは、動画を観ながら合わせてやることに難しさを感じました。スマホ用の三脚があると便利だと思います。
AIによるメニュー作成機能
以下の項目をもとにAIが自動でメニューを作成してくれます。
- 現在の体重
- 目標体重
- トレーニング期間
- 週に何回やるか
- 個別の要望
(全身を鍛えたいなど)
AIがやることを決めてくれるというのは初心者にとってはありがたいことかもしれません。現時点は、AIが作成したメニューは取り消しができないので、やりきるしかありません。強い意志を持って目標を達成しましょう。
目的で選べる豊富なメニュー
アプリには全部で38種類のメニューがありました。以下の4つの大項目に分かれています。
- 筋力
- 体幹
- シェイプアップ
- 健康改善
”下背部の痛みを緩和” や “猫背改善”といった体のケアの部分まで網羅しているのはチューブの強みです。普通の筋トレは重りによって対象の筋肉が縮むものが多いですが、チューブは反力を使って体を伸ばすことできるからです。
おさらい
- アプリは日本語/中国語/英語の3か国語に対応
- (ただし、トレーニング中の動画の音声は英語のみ)
- 筋力アップから、姿勢改善まで多種多様なメニューラインナップ
- まだ開発中の部分もあるので今後のアップデートに期待!
Rally X V1のチューブを固定
いろんなパターンを試してみました。
- ドア上 / ドア下
- 重い物
- 人の手首や足首
- 公園など
- 車のヘッドレスト
ドアの上下に固定する
ドアの上につけるパターン
基本的な使い方の1つです。ただし、個人的にはドアの建付けへの影響が心配なので、軽めにやる場合限定にしたいですね。
ドアの下につけるパターン
こちらも基本的な使い方の1つです。ドアの下で固定する場合は、固定部をしっかりと立てるのが重要です。
隙間がだいたい2cm以上あるドアの場合は、横向きになると抜けてしまう恐れがあります。この点に関してはもう少し改良の余地があるかもしれません。
重い物に固定する
家に固定できそうなものがある方はそこにも固定できます。もし40kgのダンベルなどが家にあれば最適です。
あるわけないでしょ!
人の手や足に固定する
公式のプロモーション動画にもあったように、ストラップを使って手足につけることができます。以下の2パターンがあります。
- 他人の手足に片方を固定する
- 自分の手と足に片方ずつ固定する
同居している方がいらっしゃる場合は一緒にやると続けやすいかもしれませんね。オフィスやジムなど場所を問わずできるので、友人とやるのもいいと思います。
外で固定する場合
珍しい器具のある公園に「Rally X V1」を持って遠征してきました。このように遊具などに固定して外で鍛えることもできます。外でも使いたい場合は脚が自由に動くタイプの三脚が便利です。
遊具でなくとも頑丈な柵やポールなどにも固定可能です。これらは付属品のアンクルストラップや固定バンドを利用しています。
ヘッドレストも意外とおすすめ
家では肩身が狭いし、外でやると人の目が気になるという方は車のヘッドレストを使うのもありです。頑丈なのでさすがに壊れないと思います。
おさらい
- 基本的にはドアや手足に固定する!
- 工夫次第では様々な場所で使うことができる!
- 外でやる場合は周りへの配慮や安全確認を忘れずに!
Rally X V1の上級者向けの使い方
チューブとウエイトの併用
応用的な使い方としてフリーウエイトとチューブのトレーニングを組み合わせる方法も試してみました。
ストラップを使うとだれでも気軽に
一流の競技者の方々はトレーニングバンドを併用したトレーニングをよく行っています。
Youtube
鈴木佑輔さん
・ベンチプレス 222.5kg
(83kg級アジア記録)
渋谷優輝さん
・スクワット 247.5kg
(66kg級日本記録)
セッティングが大変なので普通のジムでバンドを使って鍛えるというのはあまり現実的ではありませんが、ストラップを使うことで手軽に真似をすることができます。
おさらい
- バーベルとチューブを併用することで高い強度/効率のトレーニングができる
- ゴムバンドよりもセッティングしやすいため、手軽に行うことができる
Rally X V1の評価
初心者から上級者まで対象を問わず、多種多様なトレーニングができる素晴らしいアイテム。ただし、現時点は初心者がすぐに使いこなせるほどアプリのサポートが追い付いていないので、それなりにトレーニングの知識がある人向けの商品かも。
初心者の家トレグッズとして
優れている点
- 片付けられるのでスペースを占領しない
- トレーニングメニューを決めてくれるので続けやすい
- 合わなかったときに売りやすい
イマイチな点
- 動画を観ながらというコンセプトだが、体の向きが変わる
- データ通信量は多め
(補足) 優れている点
(商品レビューに書くのもどうかと思いますが、) 段ボールに簡単に収まるので、フリマアプリ等で売りやすいというのは地味に嬉しいのかもしれません。簡単に郵送できて、世に出回っている量が少ないので値も付きやすいというのは購入者側からすると試しに買ってみるハードルが下がりますよね。
乗馬マシンとかフィットネスバイクとかが合わなかったときに処分するのもかなり大変ですので。
(補足) イマイチな点
動画ごとに向きを統一してほしい
「初心者でやり方が分からなくても動画を観ながら一緒にできる」というコンセプトは素晴らしいのですが、基本的にメニューが部位別なので途中で反転することがあります。スマホがないとやり方が分からない状況だとなかなか大変でした。現在は音声も英語のみですしね。
Wifiやデータ制限なしプラン必須かも
モバイルデータ通信量を測定したところ、だいたいメニュー1つで30MBくらいかかっていました。 1ヵ月毎日やると約1GBです。家にWifiがあれば問題ないですが、人によっては料金プランが1つ上がってしまい毎月の支払いが増えたり、低速モードに移行してしまうことも考えられます。
個人的にはこんな人におすすめ!
個人的には以下のような人におすすめです
おすすめな人
- ホームジムでダンベル/バーベルしか持っていない
- ジムにケーブルマシンがない/ジムではフリーウエイトに集中したい
- 近くにジムがない
- 1つの器具でトレーニングを全て済ませたい
- 体が硬いので伸ばす運動をしたい
△ 待ってもいいかも
- 日本語に完全対応して欲しい
- アプリがアップデートされていくか心配
- 大量生産で価格が下がるのを待ちたい
- やり方は熟知しているので、物さえあればいい (アプリが不要)
かなり従来商品と差別化された商品なので、「こういうのが欲しかった」という人は後悔しないと思いますので買っても大丈夫でしょう。あとは付加価値とコストの兼ね合いになるので、個人による魅力の感じ方の部分になるかなと思います。
まとめ
次世代のトレーニングチューブ「Rally X V1」を先行レビューしました。記事は以下のような構成でした。
ジムに通う値段の3~4か月分くらいなので「自分にはどちらが向いているのかな?」と考えるのもアリだと思います。この記事があなたのトレーニンググッズ選びの参考になれば幸いです!理想の体を目指してがんばりましょう!
紹介した商品
品目:トレーニングチューブ
提供:AFUストア
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