トレーニングチューブやケーブルマシンの特徴とデメリットは?

この記事ではフリーウエイトなどの種目とは異なり、引っ張る方向に負荷がかかるトレーニングについて解説しています。具体的にはチューブやケーブルマシンが該当します。

  • トレーニングチューブ
  • ケーブルマシン

ダンベルやバーベルよりもかなり自由度が高く豊富なバリエーションのある道具なのでぜひマスターして活用してください。

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よし
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トレーニングチューブの特徴とメリット・デメリット

トレーニングチューブの特徴は?

トレーニングチューブ / トレーニングバンド は以下のようなものです。誰しもが一度は見たことがあると思います。ウエイトトレーニングは重力を利用したトレーニングですが、チューブやバンドはゴムの弾性を使っています。

トレーニングチューブ
トレーニングバンド

トレーニングチューブはSHEINでも購入が可能です。トレーニングを始めたばかりの人はウェアなどと一緒に買い揃えるのもおすすめです。

トレーニングチューブのメリット

  • 負荷の方向を自由に選べる
  • 引っ張った分しか負荷がかからず安全

負荷の方向を自由に選べる

最大の特徴はフリーウエイトトレーニングと違って負荷の方向が選べることです。そのため、ベンチに寝転がったり、様々なマシンを使ったりしなくても手軽にあらゆる部位を鍛えられます。

重力は常に下向き
フリーウエイトトレーニングの例

引っ張った分しか負荷がかからず安全

もう1つの特徴は引っ張った分だけ負荷がかかることです。例えばベンチプレス100kgができない人が挑戦して押しつぶされてしまうことはあります。一方で、チューブは自分の力以上に引っ張ることができません。常に自分の力に見合った負荷がかかります。

参考
トレーニングチューブの具体的な使い方は以下で紹介しています。

トレーニングチューブのデメリット

  • 複数のチューブを使い分ける必要性
  • 両側から引っ張る必要がある

デメリットは、かけたい負荷に応じて複数のチューブを使い分ける必要があることです。また、全身を鍛えるには少し工夫が必要なので、「どう使えばいいか分からない」という方も多いのではないかと思います。

5種類のトレーニングバンド
引用:Amazon

おさらい

  • トレーニングチューブは負荷の方向を選べるのであらゆる部位を手軽に鍛えられる
  • ただし、全身を鍛えるには使い分けや工夫が必要なので初心者には難しいことも

\ 動画でもチェック /

トレーニングチューブの使い方|上半身(背中・腕・肩)を鍛える【6種目】

ケーブルマシンの使い方とメリット・デメリット

ジムのケーブルマシンの特徴

重力が常に下向きという弱点を克服したケーブルマシンというものがあります。基本的にはこれ1台で体の全ての部位を鍛えることができます。滑車を使って力の向きを変えているのが特徴です。

ケーブルマシンを使う女性

ケーブルマシンの使い方/メリット

  • ピンを差し替えるだけで手軽に負荷を変更できる
  • レバーで簡単に高さを変えられる

ケーブルマシンは手軽に負荷/高さ調整ができるため、トレーニングの自由度が高いです。ジムでは主に中級者以上が好んで使っている印象です。

ケーブルマシンのスタック構造と高さ調整構造
ケーブルマシンの拡大図

ケーブルマシンのデメリット

  • 広いスペースが必要なので、置いていないジムが多い
  • 人気なので割と順番待ちが発生する

ケーブルマシンは人がケーブルを引っ張る空間も必要なので、かなり場所をとります。そのため、フリーウエイト重視でないジムではほぼ置いていません。

ケーブルマシン周りのなにも置けないデッドスペース

おさらい

  • ケーブルマシンはかなり便利でなんでもできる!
  • ただし、置いていないジムのほうが多く、なかなか使えない

参考
ケーブルマシンのイメージを掴みたい人はこちら

【保存版】ケーブルマシンの使い方講座!全11種目の全身を鍛えるトレーニングメニュー紹介!

トレーニングチューブとケーブルマシンの特徴を比較

特徴の比較表

ここまでの話を簡単にまとめてみました。基本的には負荷の低いうちはチューブがおすすめ、負荷が高くなってくるとケーブルのほうがおすすめです。

チューブ

トレーニングチューブ

手軽さ
安全性
万能さ
場所
難易度

ケーブル

ケーブルマシン

手軽さ
安全性
万能さ
場所
難易度

上級者向けのトレーニングチューブ

トレーニング上級者でも負荷が足りなくならないように複数のチューブを組み合わせることができるものもあります。宅トレを極めたい人などにもおすすめです。

トレーニングチューブの特徴を利用した応用例

メリット

全領域で限界ギリギリの効率的なトレーニングができる

応用的な使い方としてフリーウエイトとチューブのトレーニングを組み合わせる方法もあります。スクワットを例に紹介します。

ウエイトトレーニングの特徴

スクワットをするうえではしゃがみが深くなるほど、扱える重量は下がっていきます。それに対して、バーの重さはどのポジションでも同じです。

そのため通常は以下の2パターンから目的に合わせてしゃがみの深さを選ぶ必要があります。

  1. 浅いしゃがみで重いものを扱う
  2. 深くしゃがみで軽いものを扱う
スクワットのしゃがみと重さの関係性

チューブトレーニングの特性

一方でチューブの特性は以下のようになっています。立った姿勢では最も伸びているので、最大荷重がかかりますが、緩みが発生したタイミングからチューブによる負荷はかからなくなります。

チューブの負荷の特性

チューブとウエイトを組み合わせる

このチューブの特性をバーに加えることで全領域で限界に近いトレーニングができます。高い強度/効率を持った上級者向けのトレーニングです。

バーとチューブを併用した負荷と持てる重さの関係性

トレーニングチューブには電動で動くものもあります。

まとめ

トレーニングチューブの特徴と上級者向けの使い方を紹介しました。

この記事の振り返り

  1. トレーニングチューブの特徴
  2. ケーブルとの比較
  3. フリーウエイトと組み合わせる

この記事の重要ポイント

  • チューブは力の方向を選べるのが特徴
  • ただし負荷は素材に依存
  • 負荷を選べるようにしたのがケーブルマシン
  • 上級者はフリーウエイトと組み合わせよう

弾性のトレーニングも活用しながら体を鍛えていきましょう!

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