
カロリー計算のアプリはどれがいいんだ?
この記事では以下の4つのアプリを実際に使ってみたうえでそれぞれの特徴をまとめています。最初にざっくりとした比較表も作成していますので気になるものからチェックしてみてください。
- あすけん
- カロミル
- OWN.
- MyFitnessPal
筋トレをしている人が1日に摂取すべきカロリーやタンパク質の量についても別記事で解説しています。また、本サイト内でもカロリー計算ができるツールは作成しておりますのでWeb上で管理したい人は使ってみてください。

- 筋トレ/データ分析が好き
- 高タンパク食材が好き
- 裏返して栄養成分を見るタイプ
- 京都大学卒のブロガー
あすけん/カロミル/OWN. などカロリー計算アプリ比較
個人的にMyFitnessPalは使いにくく感じ、おすすめできないので3つのアプリについて比較表を作成しました。
アプリの比較表
あすけんとカロミルは力を入れている場所が微妙に違いますが、ほとんど同じようなことができるアプリです。ただ、OWN. については完全にタイプが異なるアプリと言えるでしょう。
カロミル | あすけん | OWN. | |
---|---|---|---|
支払い情報 | 事前 | トライアル後 | |
体脂肪の記録 | あり | なし | |
運動のカロリー記録 | あり | なし | |
運動の提案 | なし | あり | |
PFCバランスの変更 | あり | なし |
【補足】
体脂肪率については統計データをもとに予測値が算出されています。家庭用の体重計では筋肉量が多い人の体脂肪率を正確に予測することはできないので人によっては必要ない機能です。
どんな人に向いているか
- 知識レベル
- 減量の知識がある人が細かにカスタマイズできて便利
- 管理栄養士が指導するときにやりやすいような機能
- 運動記録
- 自主的に運動する人があると嬉しい記録機能
- 食事記録の習慣
- 食事記録の習慣がある人が楽しめる機能
- 知識レベル
- 減量の知識がない人が1から始めるのに嬉しいシンプルさ
- 運動記録
- 運動習慣のない人がこなすのに嬉しい提案機能
- 食事記録の習慣
- 食事記録の習慣がない人のハードルを下げる工夫
おすすめのアプリは?
すごくシンプルに言うと以下のような使い分けがおすすめです。カロミルは無料トライアル前に支払い情報の登録が必要なため、あすけんのほうが始めるハードルは低いです。
OWN. については以下の記事も参考にしてみてください。
筋トレ/ダイエットのカロリー計算アプリ「あすけん」の特徴
あすけんには以下のような特徴があります。
- AIの食事アドバイス
- MYセットの存在
- 目標設定が細やか
- 体型も管理できる
- コラムやSNS要素がある
AIによる食事のアドバイス
あすけんではAIによる食事指導やアドバイスがあるのは大きな特徴です。傾向的にどの栄養素が不足しやすいのか、不足分を補うためにはどのような食材をとればよいのかを判定してもらうことができます。

食事のマイセット/メニュー登録
食事メニューの追加方法が豊富にあるのは嬉しいですね。単純に履歴が残るだけでなくお気に入りメニューやセットを登録したりすることも可能です。食事メニューが固まっている人は重宝することでしょう。

目標設定が細やか
あすけんでは食事の目標設定画面で以下のような項目を選択できます。なかでも「がんばり方」という項目があるのが珍しいです。
- 減量ペース
- がんばり方
- 身体活動レベル
- PFCバランス

以下の3つの減量パターンを選べます。食べるのが好きな人は運動を併用することで多めに食べられるということです。
- 食事中心
⇒ 摂取カロリーを減らしてコントロールする - バランスよく
⇒ 摂取カロリーを少し減らしつつ軽く運動する - 運動中心
⇒ 摂取カロリーはあまり変えずにしっかり運動する
体型も管理できる
あすけんでは体重の管理だけではなく体型の推移を記録することも可能です。カメラで測定して3Dアバターを作ることもできます。

コラムやSNS的な要素がある
あすけんではみんなの日記という項目やあすけんのコラムが読めるページなどがあります。SNSやブログの要素を取り入れて幅広くサービスを展開していきたいという狙いが見えます。

- 機能が豊富
⇒上級者には嬉しいが、いきなり使いこなすのはかなり難しい - みんなの日記やチャレンジなどは必要がない人もいそう。
筋トレ/ダイエットのカロリー計算アプリ「カロミル」の特徴
カロミルには以下のような特徴があります。
- 1週間での帳尻合わせができる
- 曜日ごとの調整ができる
- 血圧血糖値が見れる
- チームが作成できる
- 栄養素単位でもグラフが見れる
1週間での帳尻合わせができる
カロミルでは1週間単位での帳尻合わせができます。食べ過ぎた日があっても1週間トータルでオーバーしていなければよしとする機能です。食べたものが次の日には脂肪に変わっているわけではないので合理的かもしれません。

曜日ごとの調整ができる
「1週間での帳尻合わせ」の機能に関連しますが、週末は飲み会があることが決まっている人などはあらかじめカロリー目標に偏りを持たせることもできます。ライフスタイルによって自由に変えられるのはよいことですね。

血圧/血糖値が見れる
カロミルでは個別に設定された有料プランを契約することで血圧や血糖値の管理を行うことができます。持病がある人などには嬉しい機能です。

栄養素単位でもグラフが見れる
体重や体脂肪だけでなく、塩分や炭水化物など栄養素単位で変化を確認することもできます。減量の初期/後期で炭水化物の量を変えている人が大会前の調整をあとから振り返るなどの用途がありそうです。

チームが作成できる
AIではなくユーザー同士でのチャットのような機能もあります。SNSで仲良くなった人や友人と一緒に励まし合いながらカロリー管理ができます。

- 好みによって目標がカスタマイズ可能
⇒上級者には嬉しいが、いきなり使いこなすのはかなり難しい - 血糖値や血圧など幅広い需要に対応
- 細かく課金プランも存在。
筋トレ/ダイエットのカロリー計算アプリ「OWN.」はシンプルさが特徴
OWN. には以下のような特徴があります。
- シンプルな操作画面
- いい意味でも悪い意味でも調整できない
- 自主的に知識を教えてくれる
- 運動の提案機能
シンプルな操作画面
OWN. の操作画面はとにかくシンプルです。最初からほぼほぼ迷うことなく操作できたのはこのアプリだけでした。実装されている機能数で言うと1番少ないのかもしれませんが、ダウンロードしたその日から使いこなせます。

いい意味でも悪い意味でも調整できない
OWN. のアプリはいい意味でも悪い意味でも調整ができません。PFCバランスを好きに変えたり、自分でカロリーを変えたりはできません。知識がない人からすると迷うことありませんが、知識がある人からすると融通はきかないかもしれません。

自主的に知識を教えてくれる
OWN. はダウンロード後に、その日のミッションとして小出しで減量に関する知識を教えてくれます。動画で勝手に進んでいくのでユーザーは画面を見ているだけです。

運動の提案機能
OWN.には運動の提案機能があります。その代わりに自分が行った有酸素運動などのカロリーを記録することはできません。より健康な体を目指すためにはトレーニングもやったほうがいいという開発者の思想が反映されています。

- とにかくシンプル
⇒知識のない初心者向き - 運動習慣も付けやすい
⇒ただし、ジムに通っている人にはいまいちかも - 受け身で完了するので簡易的なパーソナルトレーニングのようなアプリ
筋トレ/ダイエットのカロリー計算アプリ「MyFitnessPal」の特徴
MyFitnessPalには以下のような特徴があります。
- 多少、無理な減量もできる
- 栄養の目標設定が細かい
- 1日のうちに運動でカロリーを相殺できる
- 間欠的断食の項目がある
- 日本のアプリっぽくないので使いにくい
多少は無理な減量もできる
MyFitnessPalの毎週1kgのような人によってはかなり厳しい減量目標も設定できます。あすけんでは体重に応じて減量幅が決まる仕様になっており、カロミルでは30%以上のカロリーカットが必要になると警告が出ます。

栄養の目標設定が細かい
通常の3大栄養素の他にも豊富に栄養の目標設定ができるのも特徴です。もともとアメリカ製のアプリなので健康意識の違いが表れているのかもしれません。

1日のうちに運動でカロリーを相殺できる
MyFitnessPalはその日のうちにエクササイズで食べた量を打ち消すことができます。食べ過ぎてしまったときに取り戻せるということですね。

間欠的断食の項目がある
あまり聞きなれない言葉ですが、間欠的断食の項目があります。1日や数日単位で断食をするのではなく数時間単位で行う断食のことのようです。24時間のなかで物を食べられる時間が限られているというイメージでよいかと思います。

日本のアプリっぽくないので使いにくい
私だけかもしれませんが、なにがどこにあるのか分かりにくいと感じました。もともとが海外製だからなのか、思った場所に項目がなくあまり直感的には触れなかったです。

- カロミルやあすけんとはデザインなどが異なる
⇒日本のアプリっぽくはない - ある程度の知識があれば問題なく使えるがあまり強みがあるようには思えなかった
まとめ
筋トレ/ダイエットでカロリーを記録するのに役立つアプリの比較をしてみました。私個人のおすすめとしては以下の通りです。
食事はボディメイクの基本なので、自分に合ったアプリを活用しながら理想の身体づくりをしていきましょう!
